栄養成分表示はチェックしてる?見方を知って食品選びに役立てよう
ここに気をつけよう!栄養成分表示の活用法
実際に栄養成分表示を活用する際に、知っておきたいことをご紹介します。
自分の適量を知ろう
自分の適量を知っていると、栄養成分表示を見た際に栄養成分の過不足を判断する目安となります。例えばエネルギー量は以下を目安にしてみましょう。
・食事…自分に必要な1食あたりのエネルギー量
・間食…200kcal以内(ダイエット中の方は150kcal程度)
1食あたりに必要となるエネルギー量は、体格や活動量によって変わりますが、目安は下記の表の通りです。
【必要なエネルギー量の目安(1食あたり・18~64歳の場合)】
身体活動レベルⅠ(低い)/身体活動レベルⅡ(ふつう)/身体活動レベルⅢ(高い)
男性 730~770kcal 870~900kcal 980~1020kcal
女性 550~580kcal 650~680kcal 750~780kcal
※日本人の食事摂取基準(2020年版)を元に作成
あすけんアプリを活用いただいている方は、メニューから「目標設定」をしていただくと、目標に合わせたエネルギー量が自動で計算されます。より自分に合った必要量をチェックしてみてくださいね。
「○○当たり」に気をつけよう
栄養成分表示を見る際、どの単位当たりの量なのか、しっかり確認しましょう。
製品によって、「1枚当たり」・「1食(○g)当たり」・「1袋当たり」・「100g当たり」などと表示されている場合があるため、自分が食べる量で栄養成分値を確認する必要があります。
思っていたよりエネルギー量が少ないから安心!と思っていても、実は少量の場合だった…ということもあります。しっかりと「○○当たり」を確認するクセをつけておきましょう。
「0kcal」は本当にゼロでない場合も?!
栄養成分表示は、一定未満の量だった場合「ゼロ」と表示できる栄養素がいくつかあります。
例えば、100g(または100ml)あたり、エネルギーは5kcal未満、糖質や脂質だと0.5g未満でゼロと表示できます。
0kcalと表示されている清涼飲料水が、実は500mlでは20~24kcalになる…という場合もあります。たくさん食べなければそれほど気にしなくてよい数字ではありますが、0kcalのものをたくさんとっている方や、ダイエット中の方などは頭に入れておきましょう。
栄養成分表示をチェックして、似たようなメニュー同士を見比べてみたり、同じ製品でも味が違うものを見比べてみたりするのも、違いを知れておもしろいですよ。健康づくりやダイエットの取り組みとして、ぜひ活用してみてくださいね。
【参考・参照】
消費者庁 栄養成分表示について
<https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/nutrient_declearation/>
(最終閲覧日:2021/02/16)
厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2020年版)
「あすけんダイエット – 栄養士が無料であなたのダイエットをサポート(www.asken.jp)」
[文:あすけん 管理栄養士 公開日:2021年3月8日]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
【関連記事】その症状、肝機能低下のサインかも!「肝臓」と「疲れ」のつながりについて
【関連記事】腎臓内科医が教える「コレステロール値の注目ポイント」。大切なのは善玉と悪玉の比率
「あすけんダイエット – 栄養士が無料であなたのダイエットをサポート」
ダイエットや健康管理に必要な、食事記録・カロリー計算・体重管理・運動記録などがまとめてできる無料アプリ『あすけん』。
食事写真や商品バーコードを “撮るだけ” で簡単にカロリー計算ができ、AI栄養士からあなただけの食事アドバイスが毎日届くので、日々の栄養バランスの改善に役立ちます。