ゴルファーが摂りたい『油』はこれ!
バランスが大切!
ここまで述べてきた通り、脂質は様々な種類に分類できます。それぞれが血管を固くする、柔らかくするといった反する作用を持つことから、バランスが大切です。オメガ6脂肪酸は摂りすぎず、オメガ3脂肪酸を積極的に摂る必要があります。それぞれの比率は2:1や4:1のバランスがおすすめです。調理で使う油や加工食品の油はオメガ6が多い為、統計ではこの比率は10:1とアンバランスになってしまっている方もいます。
油をドレッシングなどで調理後に使用する場合は、オメガ3の亜麻仁油やえごま油がおすすめです。また肉よりも魚(青魚)を積極的に摂るようにこころがけましょう。
ゴルフファーの『これだけ』は避けて!
ゴルファーの皆さんに気をつけてほしいことは、まず『揚げ物』を控えることです。ラウンドや会食が多く、日々外食の方が多いかと思います。つい揚げ物ばかりの食事になっていませんか?大切なことは、食べるものよりも『食べないもの』を決めることです。外食の揚げ物は使い回しの油のことが多く、まとめて揚げ、時間が経ったたものを提供しやすくなります。酸化した食べ物は身体の炎症促進、老化促進に繋がります。健康の為に、ゴルフパフォーマンスアップの為に、避けることをおすすめします。
『米油』を使おう!
では、一つおすすめを挙げるなら?『米油』がおすすめです。米油は比較的加熱に強く、調理に使用しても劣化しにくいことが特徴です。また抗酸化作用を持つビタミンEも豊富に含みます。家で使用する油は米油がおすすめです。
オリーブオイルもおすすめする油の一つですが、商品により質が大きく変化します。国内のスーパー等で売られているものは基準を満たしているものは少なく、私自身も海外から輸入したものを使用しています。良いものを選んで使用できる場合は、料理にも、そのまま料理ににかけても使える、幅広くおすすめできる油です。
それぞれの栄養素における目標値には個人差があり、個々の目標や身体の状態によって適正値は変化します。
引き続き様々な観点から、ゴルファーの為の栄養学についてご紹介させていただきます!
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[文:トータルゴルフフィットネス – ゴルファーのための会員制フィットネスクラブ]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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中島 遥
管理栄養士 パーソナルトレーナー
長野県出身。神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部栄養学科にて管理栄養士、栄養教諭の資格を取得。卒業後は小学校で管理栄養士として働きながら、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの資格を取得。
現在、トータルゴルフフィットネスでは、「食事と運動」両方の面からお客様の望む身体作り、パフォーマンス向上に貢献できるよう努めている。






