排尿時ツーンと痛むときは、どんな病気を疑うの?
また40歳以上の女性や、それよりも若くても生理不順が長く続いている方。
さらに、長く低用量ピルを飲んでいる女性の一部に、GSM(閉経関連尿路性器症候群)が起こることがあります。
GSMは、主に女性ホルモンの低下による外陰部の萎縮による症状です。
外陰部の乾燥やかゆみ・痛み、再発性膀胱炎・頻尿・尿漏れ、性交痛や性交後出血等の症状が起こります。
GSMの場合は、外陰部の保湿とともに女性ホルモン補充などの治療が必要です。
まずは、フェムゾーン(腟と外陰)専用のソープ(洗浄力がソフト、弱酸性、保湿力が高いなどの特徴がある)で洗浄し、フェムゾーン(腟と外陰)専用の保湿剤(ジェル、オイル、クリーム等がある)で保湿する習慣をつけ、それでも改善しない場合は、女性泌尿器科や婦人科を受診しましょう。
[文:フェムゾーンラボ]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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関口 由紀
神奈川県横浜市出身の医師。日本泌尿器科学会専門医・指導医、日本東洋医学会専門医・指導医、日本透析療法学会専門医、博士、経営学修士。女性医療クリニック・LUNAグループの理事長、横浜市立大学大学院医学部泌尿器病態学客員教授を務める。