【ゴルフ】起き上がりを改善する練習ドリルとは
うまくいかない理由1
『 壁は平らである 』
壁は板状であるため、骨盤のローテーションがとても意識しづらいということです。
バックスイングでお尻が離れてしまう方はあまりいません。
右打ちの方でしたら右のお尻が壁につき、その後切り返して左のお尻をすぐに壁につけようとするための動きがうまくいきません。
壁は真っ直ぐな板のため横移動が強調されやすいです。
後ろ側に壁があるためそれ以上後ろには骨盤を回すことが出来ません。
そのため横に動いてしまう傾向が強く出ます。
その結果アーリーエクステンションの改善どころか少しスウェイしやすくなってしまいます。
うまくいかない理由2
『 腕の動きを無視しがち 』
この動きを行う際に腕の動きを気にせずに骨盤の動きだけをしてしまため、実際のスイングになると運動に結びつかないという事態になってしまいます。
起き上がりとクラブは切っても切れない関係です。
なので、ポールを使った練習の際にも必ずクラブを持って行ってください。
クラブの持ち方をスリップハンドにするとよりイメージが湧きやすいと思います。
それではこのうまくいかないを解消する練習方法をお伝えします。
練習ドリル1
これらのドリルを行うのであれば壁を使用するのではなく、円形の物をお尻に置き実施するのが1番効果的です。
当クラブではこれを「ストレッチポール」を使用して行いました。
ストレッチポールがない場合は円形ものであれば構いません。
キャディバッグなどでもいいです。
では、この動きを正面から見ていきましょう。
気を付けるポイントは「左足の角度」です。
アドレスでの角度を維持したままスイングをしていきましょう。
このままお尻の後ろにポールやキャディバッグを置きその形に沿って骨盤を動かしていきましょう。
練習ドリル2
骨盤のローテーションをスムーズに行うためにはこちらのエクササイズがオススメです。
1.壁に手をつきアドレス姿勢を作ります
2.この状態のまま骨盤を右へ左へと交互に回旋します
★ポイント★
・両手で壁を少し押して行うことで腹筋を意識しやすくなります
まとめ
今回は私自身の経験を用いて、起き上がりを改善するために最適な練習方法をご紹介しました。
起き上がり改善としてとても広まっている練習ドリルですが、この動きにもさらにより良くするための方法が実は隠されていました。
壁を使用して起き上がり改善を挑戦してみたけどうまくいかなかった方や起き上がりに悩んでいる方はこの練習方法を試してみてください。
身体の動きからゴルフスイングを変え、スイング改善・スコアアップ・飛距離アップなど様々な目標を達成させていきましょう。
トータルゴルフフィットネスでは、ゴルファーの願いを最短で叶えるために、トレーナーとコーチが連携してカラダのチェック・スイングのチェックを行います。
『カラダの問題点』『ゴルフスイングの問題点』を明確にし、効率的なゴルフスイングを身につけるための提案を行います。
ゴルフレッスンだけではなかなか修正が難しかったフィジカル面の課題もゴルフ専門のトレーナーがしっかりと見極めて改善へ導きます。
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[文:トータルゴルフフィットネス – ゴルファーのための会員制フィットネスクラブ]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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谷崎 美樹
トータルゴルフフィットネス所属パーソナルトレーナー
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー、柔道整復師。
ファンクショナルトレーニングで効率よくゴルフボディを作ることを得意としており、プロゴルファーからアマチュアゴルファー、ジュニアゴルファーまで幅広く指導中。また整形外科でリハビリテーションを担当していた経験から痛みのある方へのトレーニング指導も行っている。
自身もゴルフが好きでベストスコアは70台。