今からでも遅くない!医師が教える生活習慣病「5つの予防心得」とは

タグ: , 2024/2/25

2.生活習慣病を予防する5つの心得

ここからは、生活習慣病を予防するための心得を5つ紹介します。

2‐1.積極的にからだを動かす

普段から積極的にからだを動かすことで、心臓病や脳卒中、糖尿病、がんなどのリスクを軽減できます。

からだを動かすといっても、無理に運動をする必要はありません。散歩をする、エレベーターではなく階段を利用するなど、日常のなかでからだを動かすことを意識をしておきましょう。

2‐2.栄養バランスに気をつけよう

栄養バランスを考えた食事を摂ることも大切です。忙しいときや外出のときなどは、麺類や丼ものなどの単品で済ませてしまうかもしれませんが、主食・主菜・副菜を組み合わせた食事をするように心がけましょう。

2‐3.お酒を飲みすぎない

過度な飲酒により、がんや脳萎縮、うつ病などが起きやすくなります。飲んでも大丈夫な量、というと個人差があり難しいところですが、アルコールで20g程度が適度な量といわれています。健康な女性であれば1日にビール250ml程度であれば、節度ある飲酒ととらえられるでしょう。

2‐4.たばこを吸わない

たばこをやめることにより、24時間以内に心臓発作のリスクが減り、1年後に肺機能が改善し、5年後以降には肺がんのリスクも低下し始めるといいます。禁煙は今からでも遅くありません。また、たばこを吸わない方であっても、受動喫煙を避けるようにしましょう。

2‐5 睡眠をしっかりとる

睡眠不足の人は、しっかり睡眠がとれている人に比べて高血圧や糖尿病などの生活習慣病になりやすい傾向にあります。しっかり睡眠をとって、健康に過ごせるようにしましょう。理想は毎日7〜8時間の睡眠をとることです。





3.生活習慣病には漢方もおすすめ

生活習慣病の対策に、漢方薬を服用するのもおすすめです。

漢方薬は、「肥満症」「高血圧症」「糖尿病」などの症状に効果が認められています。

生活習慣が原因の症状に対しては、「消化・吸収機能を回復し栄養を全身に届ける」「自律神経を整えて睡眠の質を上げる」「血流を改善して免疫力を高める」など、からだの機能を高める作用に加え、「脂質代謝を改善する」「脂肪の吸収を抑える」「血流をよくして血液中の老廃物を排出する」「自律神経を整えてストレスによる過食や血圧上昇を防ぐ」などの作用がある漢方薬を選びます。

漢方は自然由来の成分でできていて、一般的に副作用が少ないとされています。また、1つの疾患に対して大きな効果を発揮する西洋薬とは異なり、体質の根本改善を目的としているため、生活習慣病になりにくい体質を目指せるという特徴もあります。

さらに、食事制限や運動などの面倒がなく、毎日決められた量を飲めばよいため、手軽に始められるというのも利点です。

<生活習慣病でお悩みの方におすすめの漢方薬>

・防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん):便秘がちな方、おなかがぽっこり出ている方
肥満症にアプローチできる漢方薬です。

・釣藤散(ちょうとうさん):朝~午前中に血圧が上がりやすい方、中高年の方
慢性的な頭痛、高血圧にアプローチできる漢方薬です。

「漢方薬を飲んでみたいけど、種類が多すぎて何を選べばいいのかわからない」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

漢方薬は、自分に合ったものを選ばなければ、望んだ効果が得られないどころか、副作用が生じてしまう恐れもあります。

インターネット相談窓口を設けているサービスもあるため、薬効や副作用、漢方薬との相性、日常生活の養生法などを相談してみるといいでしょう。

●あんしん漢方

4.生活習慣病を予防し、健康な毎日を送ろう!

食事や運動習慣、喫煙など、日頃の生活を見直すことにより、生活習慣病の予防ができます。しっかり予防・対策をし、毎日を健やかに過ごせるようにしましょう。

また、専門家に相談して漢方薬に頼るというのも一案です。

参照
(※1) e-ヘルスネット「生活習慣病とは?」厚生労働省
(※2)健康ステーション「あなたの生活習慣チェック!」東京都福祉保健局

[文:あんしん漢方]

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<この記事を書いた人>医師 木村 眞樹子

医学部を卒業後、循環器内科、内科、睡眠科として臨床に従事。
妊娠、出産を経て、産業医としても活動するなかで、病気にならないからだをつくること、予防医学、未病に関心がうまれ、東洋医学の勉強を始める。
臨床の場でも東洋医学を取り入れることで、治療の幅が広がることを感じ、西洋薬のメリットをいかしつつ漢方の処方も行う。
また、医療機関で患者の病気と向き合うだけでなく、医療に関わる人たちに情報を伝えることの重要性を感じ、漢方のプロがAIを活用して自分に適した漢方薬を選びお手頃価格で自宅に郵送してくれる「あんしん漢方」でも情報発信をしている。

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