ゴルファーのための食事学「たんぱく質とは?」
たんぱく質が不足すると?
たんぱく質が不足すると、以下の様なデメリットが考えられます。
・筋肉量の低下
・免疫機能の低下
たんぱく質が不足すると脂肪や筋肉の分解が促され、身体作りを行う上で筋力トレーニングの効果を最大限発揮しづらくなります。またオンシーズンの長いゴルファーにとって、体調管理は重要です。
免疫機能を維持する上で、この免疫抗体の材料はたんぱく質であることから、欠かすことのできない栄養素の一つです。
たんぱく質の適切な摂取量とは?
日本人の食事摂取基準2020では、男女共にたんぱく質の摂取エネルギー比率を、目標値で13~20%と示しています。
これまで述べてきた通り、栄養素は適正量の摂取が重要です。1日のたんぱく質量は基本的に多くともご自身の体重の2倍量まで(例として体重60Kgであれば、たんぱく質の摂取量は120gまで)を目安に摂取していただくことがおすすめです。
ラウンド時のポイント!
ゴルファーの皆様にとって、たんぱく質の摂取がポイントとなるのはラウンド直後です。
身体を疲労からのスムーズなリカバリーを促し、筋肉の分解を抑制する為には、糖質とたんぱく質を併せて摂ることがおすすめです。例として「おにぎりと卵」「バナナとヨーグルト」などが挙げられます。
ゴルフのラウンドを含めパフォーマンスを発揮する必要がある運動中、優先すべき栄養素は、スムーズにエネルギー源となる糖質です。たんぱく質や脂質などその他の栄養素は、運動後の摂取がおすすめです。
目標値には個人差があり、個々の目標や身体の状態によって適正な値は変化します。
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[文:トータルゴルフフィットネス – ゴルファーのための会員制フィットネスクラブ]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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中島 遥
管理栄養士 パーソナルトレーナー
長野県出身。神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部栄養学科にて管理栄養士、栄養教諭の資格を取得。卒業後は小学校で管理栄養士として働きながら、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの資格を取得。
現在、トータルゴルフフィットネスでは、「食事と運動」両方の面からお客様の望む身体作り、パフォーマンス向上に貢献できるよう努めている。