国民健康・栄養調査からみる妊婦と痩せの関係

タグ: , 2020/7/22

『元々食べる習慣がないから今のままでよい』

これまでの体と赤ちゃんがいる体は変化していることをイメージしていただく。

元々食べる習慣がないが体調もよく支障がないと朝食の必要性を感じない方もいます。

しかし、食事を規則正しく摂るメリットとして栄養や酸素がよく届き血液の循環もよくすることができ、赤ちゃんにとっていい環境を作ることができます。

また、妊娠期間中は食事の間隔が空くことにより高血糖となりやすいことや、急激に体重を増加させ結果的には患者様の体にも赤ちゃんの体にも負担をかけてしまうことをお話しメリットとデメリットを比較してもらっていました。

妊娠期間中は患者様も「赤ちゃんのために」という行動変容の動機付けが高まり生活習慣を見直す機会になりやすいのでチャンスです。

少し気づきのきっかけを作って差し上げることでまずは朝食に何か食べてみようという気持ちに繋げることも可能でした。

多くの方は、全く朝食を食べない状態から何か少しでも食べようとしてくださったり、まずはヨーグルトを食べることから始めたり、慣れてきた方は栄養バランスを意識し主食・主菜・副菜を摂れるようになる方もいらっしゃいました。

患者様の変化が見られ無事に出産されるとやはり嬉しいものです。

管理栄養士・栄養士が今、出来ること

近年、共働きの家庭が増える中、家事と仕事を両立することが多い女性。

今後は保育園の無償化により益々、共働き家庭の増加が見込まれる中、食事に時間をかけられない女性が増えることも考えられます。

栄養バランスの相談に乗るのが得意だというイメージが強い私たちも、時代背景に合わせたアドバイスが出来るような立場でなければならないと感じた経験でした。

参考文献 → 厚生労働省 平成29年「国民健康・栄養調査」の結果





[文:栄養士・管理栄養士の求人情報サイト Dietitian job]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません

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