涙にも種類がある?!涙がもたらすリラックス効果とは
■涙がもたらす3つの効果
喜怒哀楽によって流す情動の涙には、次のような効果があるとされています。
1.リラックス効果
私たちの身体には、あらゆる活動をコントロールする「自律神経」の仕組みが備わっています。人は涙を流すと、脳が緊張やストレスをもたらす「交感神経」からリラックスを促す「副交感神経」へスイッチが切り替わります。
2.ストレス解消
思いっきり泣いて、心がスッキリした経験がある人も多いのではないでしょうか。涙には、「ロイシン・エンケファリン」という脳内モルヒネの一種が含まれていることがわかっています。このロイシン・エンケファリンには、ストレスによって生じる神経反応を緩和する作用があります。
3.免疫力アップ
風邪やインフルエンザなどの病気にかかりにくくするには、免疫力を高めることが大切です。泣くと、免疫力を司るリンパ球が活性化することが報告されています。
■涙活(るいかつ)のススメ
大人になると、泣くのをガマンしてしまいがちです。最後にいつ泣いたのか思い出せない人もいるかもしれません。しかし、感情を抑圧しているとストレスが溜まってしまいます。涙とともに感情を解放させましょう。また、あえて泣く機会を設けて心身をリラックスさせる「涙活」なる言葉も誕生しています。
とりわけ効果が高いのは、「嬉し涙」と「共感」の涙といわれています。「最近泣いていない」と思ったら、泣ける映画を観たり、本を読んだりしてみましょう。登場人物が置かれている立場に強く共感できるようなテーマを選ぶのがポイントです。
心がモヤモヤとしたらガマンは禁物。思いっきり泣いて、心と身体をリラックスさせてくださいね。
【参考文献】
「涙とストレス緩和」.J-stage(参照 2019-09-03)
「文:けんこうフィットNEWS 」
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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