「新型コロナドミノ」の連鎖 ウイルス対策は生活習慣を見直すこと
[文:健康わくわくサイト 人生100年時代に役立つトレヴィアをお届けします]
メタボ対策
コロナ対策
メタボリックシンドロームという言葉が一般的になって久しいです。内臓脂肪の蓄積によって血圧や血液中の血糖値が上がったり、脂質のバランスがを保つことができなくなる。これ等いくつかのリスク要因が重なって引き起こされる病態のことです。(※1)
メタボ健診を制度化したり、メディアが挙って「メタボ」という略称を用いたことなどにより、広く一般に知られるようになりました。さらに「メタボリックドミノ」という概念も生まれました。
生活習慣の乱れ(食べ過ぎ飲み過ぎや運動不足、喫煙など)という最初のドミノが倒れると、健診で測る項目が異常になるという、二番目のドミノが倒れる。最終的にがんや循環器・呼吸器疾患などの生活習慣病に止まらず、認知症や長引く透析治療によるうつ病の発症など、複数の病気に罹患して行く・・・。
心身の健康被害だけでなく、社会保障費の上昇による経済面にまで影響してしまうのです。これがメタボリックドミノの流れです。(※2)
健康日本21 第4次国民健康づくり対策として、生活習慣病の予防を目標にしていました。
しかし新型コロナウイルス感染症という、病原体による健康被害が全世界に蔓延しています。「メタボ」と比較にならないスピードで、「新型コロナ」が全世界で通称となってしまいました。
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そもそも生活習慣病とは病気になる原因が違います。新型コロナウイルスという病原体による感染症です。ウイルス自身が勝手に独り歩きするのではなく、「3つの密」という条件が重なった場合に人から人に移る確率が高くなるのです。