生まれながらの自助能力について
骨だって破骨細胞と造骨細胞のバランスが保たれて強い骨格が維持されます。
人間には全身疾患だけでなく、「歯」に対しての優れた二次予防の機能も備わっています。
たとえば、口腔内に分泌される唾液には下記のような効能があります。(※4)
唾液の分泌を促す、唾液腺のマッサージがたいせつな理由でもあります。
1.唾液の再石灰化作用
酸性の食物などによって歯から溶け出たカルシウムやリン酸を戻して修復する作用
2.唾液の浄化作用
口腔内に残っている食べカスを洗浄する作用
3.唾液の緩衝作用
酸性に傾いた口腔内を中和してくれる作用
4.唾液の抗菌作用
口の中の細菌の増殖を抑制してくれる作用
ただ自己防衛機能ばかりを当てにしていても十分とはいえません。そこで自己防衛機能の低下や効果を上げるためにフッ化物配合の歯みがき剤で、みがき残しのないように小まめに歯みがきすることもたいせつです。歯と歯肉の境目にも歯垢(プラーク)が付着していますよ。
下世話なお金に関する話しを少し。
歯の治療で使われる銀歯は金,銀,パラジウムを原料とした合金です。自動車の有害な排ガス物質を除去するためにもパラジウムが用いられています。新型コロナの影響で金属(合金)の市場価格が変動して、歯科治療の公定価格の変更が、年2回から4回になっています。(※5)
歯科診療於いて新型コロナが経済面でも影響しています。
むし歯にならないことは健康面はもちろんのこと、経済的にも無事平穏でいられるのです。
【出典】
(※1)日本健康マスター検定公式テキスト増補改訂版 予防医療の重要性
(※2)山本恵一著 眠りの技法
(※3)2020年9月6日 読売新聞 くらしサイエンス
(※4)日本健康マスター検定公式テキスト増補改訂版 歯と口を守る②
(※5)2020年9月3日 同紙 くらしマナー
[文:健康わくわくサイト 人生100年時代に役立つトレヴィアをお届けします]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
株式会社SOily 代表取締役 岡本 頼幸
幼少時代から生命の不思議に取り付かれてきました。
生体の分化発生の不思議を研究 ~ 免疫検査を通しての患者様への想い ~ 医療・健康機器のユーザー様から頂いた奉仕の心・・・。
これらのことから医療・健康の大切さを、長年にわたって実感して参りました。
今、予防医療というポピュレーションストラテジーが重要になっています。
更に「競技スポーツ」に「健康スポーツ」という親しみ易い概念も取り入れようとしています。
みなさまが人生の目的を達成するために大切な、「健康」についてのトレヴィアをお届けしたいと思っています。
みなさまの目となり耳となりそして足となって得た豆知識を、私の経験を交えてできるだけ分かり易くお伝えできれば幸いです。