その症状、肝機能低下のサインかも!「肝臓」と「疲れ」のつながりについて
主な原因は?
1つ目はアルコールの飲み過ぎ。
肝臓へのリスクが一番高いといわれています。
飲酒量が多く、期間が長いほど肝臓への負担が高まり、さまざまな肝臓病の原因となります。
2つ目に高血圧です。
特に中~高年齢に見られる内臓肥満を伴う高血圧は年数が経過するごとに最大血圧が高くなり、肝機能にも影響を及ぼすとされています。
改善・対処するためには?
バランスの良い食生活は、肝臓をいたわるために不可欠です。
1日3食、腹八分目程度の食事量を規則正しく食べることを意識しましょう。
生体リズムを整えることで、肝臓への負担を減らすことが期待できます。
細胞の再生に必要な、良質なタンパク質を摂取するために必須アミノ酸を十分に含む肉・魚・大豆製品・卵を中心に、主食・主菜・副菜のバランスよい食事をすることを心がけましょう。
塩分・カロリーの摂りすぎには十分注意が必要です。
また、ストレスによる自律神経の乱れも肝臓に影響を与えます。
ぬるめのお湯で10分程度の入浴は内臓に負担をかけず、疲労を取ることができるのでおすすめです。
風邪をひいているときは、健康な人でも一時的に肝機能の低下がみられます。
日頃から十分な手洗い・うがいなどをするなど心がけましょう。
肝機能の検査結果に1度異常がなかったから!!といって、基準値内でも注意が必要なこともあります。
睡眠や食事などの生活習慣を整えても、体の不調が改善されない・・・
そんな人は、検査数値を見直してみましょう。
基準値内であっても、低い方や高い方ではありませんか?
基準値の下限、あるいは上限に近い場合は、何らかの不調を引き起こしている場合があるのです。
1度の検査で安心するのではなく、定期的に検査を受け病気になる前から予防、または早期発見に繋げていきましょう。
[文:銀座血液検査ラボ -ketsuken-]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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