タオル1枚でストレッチ効果を高める方法
3.タオルを使った肩甲骨ストレッチメニュー
それでは、タオルを使った肩甲骨ストレッチを2つご紹介します。お昼の空いた時間に行ってもいいですし、お風呂上がりでからだを拭くついでに行っても大丈夫です。タオルを1枚用意して、実践してみましょう。
3-1.肩回しタオルストレッチ
肩回しタオルストレッチは、両肩を回して背中にタオルを持っていく運動です。タオルを長めに持つのがコツ。肩甲骨のストレッチになるだけでなく、肩甲骨やそのまわりの筋肉をはがす効果もあるといわれています。
〈肩回しタオルストレッチのやり方〉
1. タオルの両端を左右の手で持つ。
2. タオルを握ったまま、バンザイをするように両腕を上げていく。
3. 限界までバンザイする。できる方は背中の方にタオルがくるように両肩を回していく。
4. 背中までタオルを回したら、最初の状態に戻す。
5. 2~4を10回程度繰り返す。
3-2.背中ごしごしタオルストレッチ
背中ごしごしタオルストレッチは、その名の通りお風呂で背中を洗うときのような動作をする運動です。肩甲骨の上方回旋・下方回旋といった動作を促すことができます。
〈背中ごしごしタオルストレッチのやり方〉
1. タオルの両端を左右の手で持つ。
2. タオルを背中にまわし、右手を上にして背中を10秒程度ごしごしする。
3. 2が終わったら、今度は左手を上にして同様の動作を行う。
4.肩こり解消やダイエット目的の方には漢方もおすすめ(情報提供:あんしん漢方)
肩甲骨ストレッチでは改善しない、しつこい肩こりや肥満もなかには存在します。
「肩こりを繰り返す…」
「肥満体質で痩せられない」
そんな方には、漢方薬がおすすめです。
漢方薬は自然由来の医薬品として肩こりの治療に医療現場でも使われており、西洋薬よりも副作用が少ないといわれています。
ひどい肩こりがある方やなかなか痩せられない方は、毎日のセルフケアにプラスして、漢方薬を服用してみてはいかがでしょうか?
漢方薬のなかには、代謝を促して肩こりを解消してくれたり、脂肪燃焼を手助けしてくれたりするものがあります。
つまり、漢方薬はからだの内側から体質を改善してくれるのです。
漢方薬は副作用も少ないといわれているので、安心して服用できますよ。
<肩こりやダイエットにおすすめの漢方薬>
・大柴胡湯(だいさいことう)
気の巡りを促してストレスを低減させ、便通も解消します。体内の代謝のバランスを整えることで脂肪燃焼をサポート効果もあります。また、高血圧や肥満に伴う肩こり・頭痛にも使用できます。
・防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
脂肪代謝機能を改善し、からだの中の脂肪を減らすのに役立ちます。
インターネット相談窓口を設けている「あんしん漢方」のようなサービスを利用して、薬効や副作用、漢方薬との相性、日常生活の養生法などを相談してみるといいでしょう。
5.タオルストレッチで肩甲骨をほぐそう!
タオルを使ったストレッチは、誰でも簡単に肩甲骨を動かせてダイエット効果も期待できます。今回ご紹介した2つのストレッチを、ぜひ実践してみてください。
また、肩こりや肥満の根本的な体質改善として、漢方薬についても触れました。気になった方はぜひ、専門家に相談してみましょう。
[文:あんしん漢方]
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理学療法士 濱南くにひろ
公立大学を卒業後、病院で理学療法士としてリハビリテーションに携わる。車イスバスケットボールチームのトレーナー経験もあり、医療・福祉・スポーツ分野に幅広く関わる。現在はフリーランスWebライターとして活動中。