【ゴルフ】道具を理解する 運動学×物理学でわかりやすいレッスン

タグ: , , 2021/12/27

[文:レジャーゴルフのサイト【Caddy(キャディ)】]

 「わかりやすい!」「腑に落ちた!」とその指導に定評のあるゴルフトレーナー小澤康祐さんによる講座を動画と解説テキストでご紹介。

感覚的な指導ではなく、「どうしてそうなるのか?」「どうすれば改善できるのか?」など「なぜ?」を知りたい方は必見です!

第一回目は『道具を理解する』。ゴルフは道具を使ってするスポーツです。そのため、道具の特性をちゃんとわかって使用することで、より効果的なスイングが可能になります。

早速以下の動画をご覧ください。

・今すぐ読みたい→
ゴルフスイングの勘違い ~ 肩のまわし方 ~ https://cocokara-next.com/fitness/misunderstanding-golf-swing-04/


テキスト解説

今回はクラブという道具に、どういう物理的な力が働くからどんなミスが出てしまうかとか、どういう力を加えてあげるとフェースが前を向いてくれるか、加速してくれるかというところを解説していきたいと思います。

クラブは最後打つヘッドというのが、シャフトに対して曲がってついている。L字でもあり、かつその角度も90度ではないところが特徴ですね。

このライ角が90度じゃないクラブが、どういう性質を持っていて、どう力を加えてあげるといいかを考えることが大事です。

例えば道具のない他のスポーツのように、自分の体を使いやすいように、力を加えやすいように、ということだけを考えて動かしてしまうとゴルフでは間違いです。

道具がしっかり前を向いてくれる、速くなってくれる、そのための力の入れ方を知って体を使っていかないと、正しい答えに近づけないというのがゴルフの難しいところだと思います。

ですので、今回は道具をどう使うのかをもう一度考え直してみたいと思います。

ネック部分をどのように加速させるか?2つの加速のさせ方

まずスイングするクラブを「振る」ということに対し、ネックの部分をどのように加速させるのか?その方法は大きく分けると2つあると思います。

1.テコの原理で加速させる(動画2:58~)

一つの加速のさせ方というのはテコです。右手と左手がくっついてはいますけど、右手の上の部分と左手の下の部分というのは距離があるので、右手と左手をこすり合わせるようなテコですね。右手が支点になって左手を引くでもヘッドは出てきます。

逆に左手を支点にして右手を押すでも、それを同時にやってあげるでもこのネックの部分は動く力がかかります。これがテコの原理を利用してシャフトを動かす動かし方です。

2.シャフトに回転をかけて加速させる(動画4:00~)

もうひとつが、シャフトに回転をかけるという方法です。

どういうことかというと、ある一定の円運動の方向にグリップエンドを進めていくわけです。また、宙に浮いているクラブのグリップエンド部分をいきなり下にはじいたりすると、慣性の力といって、クラブの重心自体はそこに留まろうとするので、グリップエンドをいろいろな方向に押してあげるとクラブは回転しようとします。

それプラス、クラブ自体に円運動を作ってあげる。現象として近いのは、車で走っている時、急にハンドルを切ると車はスピンします。そのスピンに似たような動きになります。

車が走ってきて、いきなり走ってる先端が向きを変えると回転が起こる。そんなイメージです。





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