ゴルファーのための食事学『朝食はおにぎりとパンどっちが良いの?』
『腹持ち』の良さ
食事を選ぶ上で重要なことの1つが、腹持ちの良さです。
ラウンド中に何度も食事を摂ることは難しいため、朝に食べた食事の腹持ちの良さは重要です。米は噛むことに時間がかかり、消化・吸収もゆっくり進みます。満腹感を感じる為には食事開始から20分程度の時間が必要です。パンと比べて食べ過ぎの防止になるとともに、血糖値の乱高下もしにくく、ラウンド中にお腹が空くことを防ぎます。
『塩分と脂質』が少ない
パンのデメリットとしてまず挙げられることが、塩分と脂質の多さです。100g当たりの脂質を比較すると、米0.3gに対してパン(食パン)は4.4gです。コンビニで扱っているパンの多くが菓子パンですから、マーガリンやショートニング、植物油脂などが追加され、総脂質量は20〜30gを超えます。
皮膚の生成や、ホルモンの材料になる等、カラダにとって脂質は必要不可欠です。しかし、加工されたパンに含まれるこれらの脂質は、身体にとって良い油ではありません。動脈硬化等の血管に関わる重大な疾患を引き起こす原因となります。
ゴルファーの主なエネルギー源になるのは糖質(炭水化物)ですから、ゴルフパフォーマンスにとっても、また健康にとっても、朝食には米(おにぎり)がおすすめです!
それぞれの栄養素における目標値には個人差があり、個々の目標や身体の状態によって適正な値は変化します。
引き続き様々な観点から、ゴルファーの為の栄養学についてご紹介させていただきます!
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[文:トータルゴルフフィットネス – ゴルファーのための会員制フィットネスクラブ]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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中島 遥
管理栄養士 パーソナルトレーナー
長野県出身。神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部栄養学科にて管理栄養士、栄養教諭の資格を取得。卒業後は小学校で管理栄養士として働きながら、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの資格を取得。
現在、トータルゴルフフィットネスでは、「食事と運動」両方の面からお客様の望む身体作り、パフォーマンス向上に貢献できるよう努めている。