栗の驚くべき効果効能
今回は栗について書いていきたいと思います。
栗の旬は9~10月。
5℃以下の低温で保存するのが良いです。
栗は日本と中国とで栄養価が多少異なりますが、日本の方が渋皮が取れにくいといった性質上の違いもあります。
渋皮はポリフェノールが多く含まれているほか、食物繊維も豊富。栄養的な面や得られる効果からみて、できれば取らずに食べることをおすすめします。
日本の栗は渋皮が剥きにくいので、渋皮ごと煮る甘露煮や茹で、くりきんとん、炊き込みご飯がおすすめです。
中国栗は小ぶりで薄皮が剥きやすいため、甘栗に最適です。ヨーロッパ産はマロングラッセに最適でモンブランなどの洋菓子に良く合います。
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栗の栄養、効果
栗はデンプンが主成分です。100gあたり約167kcalであり、白米100gと同程度の熱量となります。炭水化物を主とする、さつまいもの同量よりもカロリーは高いです。意外にも栗には炭水化物以外の豊富なミネラルなども含まれており、バランスがとても良い食品です。
・炭水化物
古来から主食としても用いられてきた食物に、多く含まれている栄養素。生きていく上でのエネルギー源となる成分です。疲労回復の効果があるともいわれ、私達には欠かせない栄養素ですね。
・ビタミン類
栗のビタミンはA、B1そしてCが多いです。一般的には熱に弱いビタミンCですが、栗の場合はデンプンに包まれている状態のため、加熱にも強いという特徴があります。風邪予防に重要な栄養素といわれています。
・カリウム
ナトリウムの体外への排出を促します。むくみや高血圧の予防効果が期待できます。最近では加工品の多量摂取により、カリウム不足も引き起こされがちなので注意しましょう。
・亜鉛
新陳代謝には欠かせないミネラル。不足しがちで、積極的に摂りたい栄養成分です。ビタミンCと共に摂取すると、より吸収されやすいです。亜鉛不足は性機能低下や抜け毛、味覚異常などを起こします。
・タンニン
渋皮には多くのタンニンが含まれています。ポリフェノールの一つで、抗酸化作用が高く活性酸素を排除する効果があるといわれています。動脈硬化の予防やアンチエイジングにも効果が期待できます。
・パントテン酸
ビタミンB群の一つ。糖質(炭水化物)とタンパク質や脂質の代謝に関わるといわれています。体内に入ると補酵素コエンザイムAの一部となり、酵素に深く関わり働きます。