DHAの働きと摂取のポイントとは
DHA(ドコサヘキサエン酸)は、青魚の油に多く含まれる必須脂肪酸のひとつです。脳の機能に直接働きかけることができ、記憶力や学習能力を高める効果があるので、普段魚を食べる機会が少ない人は積極的にとり入れましょう。
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DHAの働き
DHAの働きには主に以下のようなものがあります。
学習能力・記憶力の向上
情報伝達に必要な神経細胞を活性化し、判断力や集中力を高めます。
視力低下の抑制
DHAは、網膜や視神経に重要な栄養素で、視覚からの情報を脳にしっかりと伝えます。
動脈硬化の予防
血中の中性脂肪を抑え、血液をサラサラにする働きがあります。
アルツハイマー型認知症の予防
脳の情報伝達の役割があるシナプス(神経細胞)を活性化させ、死滅してしまった脳細胞の働きを補います。
DHAの推奨摂取量
日本人の食事摂取基準(2020年版)では、DHA・EPA・α-リノレン酸を含むn-3系脂肪酸の目安量は以下になります。
(※1)
男性:18~49歳 2.0g/日、50~74歳 2.2g/日
女性:18~49歳 1.6g/日、50~64歳 1.9g/日、65~74歳 2.0g/日です。
過剰摂取が続いた場合
長期間、過剰にとり続けていると、おう吐や下痢・軟便などの副作用があります。
不足が続いた場合
認知症のような脳機能の低下を引き起こす恐れがあります。
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