柿の驚くべき効果効能とおいしい食べ方
柿の効能
二日酔いの防止
柿に豊富なタンニンは、二日酔い防止の効果が期待されます。アルコールは肝臓でアセトアルデヒド・酢酸・水と二酸化炭素の順に分解されて体外へ排出されます。アルコール量が肝臓での分解能力を超えると、アセトアルデヒドが体内に残り頭痛・吐き気・むくみなどの二日酔いの症状を引き起こします。タンニンはアセトアルデヒドの分解を促して体外に排出するのを助けることが期待されています。
免疫機能の維持
ビタミンA・ビタミンCは、皮膚や粘膜を正常に保ったり、体内の細菌やウィルスに対する抵抗力を高める助けになります。寒い冬になると風邪をひきやすかったり、アレルギー症状で体調不良を感じやすくなったりしますが、柿は風邪や体調不良の予防対策にピッタリの果物です。
美肌効果
ビタミンCはシミ・しわの改善に役立ち、肌の構成成分として大切なコラーゲン合成を助ける働きがあります。また、渋柿に含まれるタンニンには、肌トラブルの原因となるメラニンの合成を抑制する働きがあります。これらの栄養素の相乗効果が美肌効果を助けてくれます。
柿のおいしい食べ方
生でフルーツとして食べることのほかに、千切りにしてお酢と和えて「なます」にしたり、「サラダ」に彩りとして加えたりするのもおすすめです。
保存方法
柿のヘタの大きさに切ったクッキングペーパーやコットンなどを水で湿らせてヘタの部分に張りつけます。ヘタを下にして密封容器に入れて冷蔵保存します。そうすることで、2週間ほどシャキシャキ感のある柿を楽しむことができます。
もし、熟し過ぎてしまいブヨブヨの状態になった場合には、冷凍保存をおすすめします。お好みの食べ方により、丸ごとや一口サイズにカットしたり、ピューレ状にしたりして冷凍しましょう。半解凍して食べると、シャーベットのような食感が味わえます。
旬の柿をデザートや間食に食べて、美肌つくりや健康維持の一助にしてくださいね。
【参考・参照】
厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2020年版)〈https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_08517.html〉(最終閲覧日:2020/5/15)
「あすけんダイエット – 栄養士が無料であなたのダイエットをサポート(www.asken.jp)」
[文:あすけん 管理栄養士]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。