【ヒャダインxシェアダイン】食のプロに出張料理を頼んでみたら、自分自身がめちゃめちゃ成長できた
出汁文化のある和食が、とにかく大好き
井出
ご自身の体のことを考えて、栄養にも気を使いながら自炊されているヒャダインさんですが、得意料理は?
ヒャダイン
だいたい作るのは和食ですね。出汁や醤油味が大好きなんです。家庭でも和食中心で育ったことも関係しているかもしれません。
昆布、かつお、あごだし。日本の芳醇な出汁(だし)文化は、知れば知るほど奥深くて。食生活を切り替えてから、自炊のためにいろいろ調べたり、勉強したりするなかで、出汁は確実に僕の料理の興味を広げてくれたと思っています。
井出
シェアダインの出張料理をご利用いただいたときも、和食が得意なシェフを選んでくださいました! 『栄養と料理』(女子栄養大学出版部)のコラム「ヒャダインのReal養生訓」では、海外に行ったときに現地の食文化だけでなく、和食を楽しんでいらっしゃるご様子が。
ヒャダイン
和食好きが顕著に出るのが、旅行や出張で海外に行ったときなんです。昔、20歳でニューヨークに行ったりしたときは、和食がなくても全然よかったんです。でも最近は、4日目になるともうダメ(笑)。
このあいだはパリで、頑張ったけど5日目にギブアップして、近くの和食屋さんに行きました。現地のサーモンで作るお寿司や味噌汁も美味しいんですよ。
井出
海外でも和食!きっと日本の食材で作る和食とは、また違った楽しみ方があるのでしょうね。ところで、自炊生活を始めて何年も経ちますが、いかがですか?
ヒャダイン
自分で食事を作りしながら、心の底から主婦のみなさんを尊敬しているんです。僕の場合、自炊でもズルもできるし、選ぼうと思えば外食もできますし、必要に駆られている度合いが違うんだなと思っていて。
家庭の食卓を担っている場合、「作らなきゃいけない」ですよね。それも限られた予算と時間で、作って食べさせなくてはいけない。ある意味、追い詰められた状態なんじゃないかって。自分だけなら3日間同じメニューでもいいけれど、ちゃんと食べさせる相手がいて、ときどき文句も言われたりする。バリエーションも必要だし、それを同じ食材で作らなきゃいけない。
でも、その追い詰められ感って、人を成長させるんですよね。自分も経験しているのですが、仕事でも追い詰められると人は伸びます。きっと大変なのだけど、僕はちょっと羨ましくもあります。
井出
シェアダインもまさに、子どもがいても共働きでちゃんとしたご飯が作れない、好き嫌いが激しくてご飯を食べてくれないという悩みからスタートしたんです。自分だけで食事を作っていると、子どもの好きなものしか作らなくなったり、レパートリーもなかなか増えなかったり。
そこで、プロに家庭の食事の相談ができるサービスを作れないかと考えたのが、シェアダインの始まりです。