疲れた胃腸に!七草粥を食べましょう
[文:銀座血液検査ラボ -ketsuken-(https://ketsuken.jp/)]
毎年、お正月ムードが落ち着いたころになると、「春の七草」という言葉を聞きませんか?
日本では、1月7日に七草粥(ななくさがゆ)を食べる風習があります。
七草粥とは、「春の七草」とされる7つの食材が入ったお粥のことです。
お正月のご馳走に疲れた胃腸をいたわり、不足しがちな冬場の栄養補給をする効用があると言われています。
また、七草粥を食べることで、新年の無病息災を願う意味もあるそうです。
この風習は平安時代から始まったと言われています。
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「春の七草」それぞれの健康効果
せり=セリ
日本原産の野菜で、特有の強い香りと歯ざわり、鮮やかな色が特徴です。清水の湧き出るところに競り合って生えることから「セリ」と名付けられたという説も。
ごぎょう=ハハコグサ
草全体が白い毛におおわれており、厚ぼったく、茎は根元から株のようになっています。春黄色の小さな花を茎の先にたくさんつけます。
ほとけのざ=田平子(たびらこ)
高さ10cmほどで、冬、水田などの土にへばりつくように葉を広げています。
すずな=カブ
根に多いアミラーゼは、消化吸収を促す作用があります。また、葉はカロテン、ビタミンC、カルシウムなど、多くの栄養成分を含んでいます。
なずな=ナズナ
畑や道端、土手、荒れ地など日当たりの良いところに生える二年草で「ぺんぺん草」とも呼ばれています。
はこべら=ハコベ
先に小さな白色の花をつける二年草で、別名「ヒヨコ草」とも言います。
すずしろ=ダイコン
カブ同様、消化に良いジアスターゼを含んでいるなじみの野菜。葉にはカロテン、ビタミンCやE、カルシウムなどが豊富に含まれています。
このように七草粥は、それぞれの成分やビタミン類など、まさに日本人の知恵が生んだ薬膳料理の代表と言っても良いでしょう。
最近ではスーパーでも「七草セット」が売られているので大変便利です。
手に入らない場合は、七草すべてそろわなくても大根・カブ・せりなど、いつでも手に入る野菜で作ってみましょう。
体に優しい七草粥を食べて、健康的な1年を過ごしましょう。
[文:銀座血液検査ラボ -ketsuken-(https://ketsuken.jp/)]
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