世間の注目が集まる今だからこそ整理したい舌がんの知識

タグ: , 2019/5/29

舌がんについて詳しく知っておこう

舌がんは口腔がんの中でももっとも発症数が多いのが特徴です。好発部位は舌の両脇の部分が多く、尖端や真中の部分にできることは少ない傾向にあります。

赤みが出たり、隆起したり、痛みがあったりなかったり人によってさまざまな症状が出るため、初期の発見は難しいのですが、なかなか治らない口内炎や、触って硬いしこりがある場合、頬の内側や舌の側面に白いモヤモヤがある場合は「白板症」と呼ばれる前癌病変の可能性があるため、大きな病院へ行って「生検」という病理検査を行う必要があります。

舌がんは困ったことに、顎下や頸部(首)のリンパ節への移転が多いことも特徴です。もしも転移した場合は、リンパ節のみを切除するのではなく、その周囲の組織も切除することケースが多いと言えます。舌がんの進行はステージ4のように病期で表されます。がんの大きさ(T1~T4)頸部リンパ節への転移(N0~N3)遠くの臓器への転移の有無(M0,M1)によって決定され、一般的ながんの治療と同じく手術と放射線治療、必要に応じて化学療法を用いて治療します。

進行によっては、舌や首を切除する必要が出てくるため、顔が変形し食事や会話に障害が起こりやすくなるケースもあるようです。そうならないように再建手術も行われるなど、重度にまで進行すると非常に危険な病であることがわかります。

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