カラダの硬い人に絶対必要な女性が大好きなモノとは?
カラダの柔軟性に影響を与える陰のボスとは?
靭帯、腱、筋膜などは結合組織と呼ばれ、名前の通りカラダの組織と組織の隙間を埋め、つないだり、支持したり、さまざまな重要任務を担っている。
例えば、靭帯は骨と骨をつなぎ、あらぬ方向に関節が動かないよう支持している。それを越えて無理に動いた結果が捻挫と言われる靭帯損傷というケガ。腱は、筋肉と骨をつなぐバネの役割を担う。筋膜は、一定の筋肉を包み、筋肉ごとの役割を果たすよう束ねている。
これらの主成分は何で出来ているかと言うと、かの有名な「コラーゲン」である。カラダの中で最も多い成分は水で、成人なら60%前後あるが、それに次いで多いのがタンパク質で20%を占める。このコラーゲンもタンパク質のひとつで、体内の全タンパク質の30%を占める。
このコラーゲン、女性は欲して止まないモノのひとつだろうが、意外と正しく理解している人は少ない。お肌ぷるぷるの主成分で弾性に富んだ物質だと思っている節があるが、コラーゲン自体は引っ張りには強いが、弾性はない。肌も含め弾性を担っているのはエラスチンというタンパク質である。
コラーゲンは構造を支える柱や梁みたいなもので、それを束ねてスプリングのような弾性を与えるのがエラスチンと考えてもらえばよい。
肌についてはまた別途お話しするのでここでは脇に置き、関節まわりの靭帯や腱、筋膜においては、関節を保持する成分としてコラーゲンがあり、柔軟性を与える成分としてエラスチンがある。そして、この2つの成分は2つセットで働くのがポイント!
そして、それらは加齢とともに減っていくことがわかっているのだ。