五感を活性するアウトドアのすすめ
夏場は、FujiRockFestivalやSummerSonicなど、いわゆる野外フェスでタイマッサージのサービスをしたり、登山の引率をしたり、トレイルランのレースサポートのために山のてっぺんで選手のケアをしたりと、アウトドアな環境でお仕事をしておりますが、普段都会で生活している人とアウトドアな環境でお会いすると、同行した皆さんがガラっと変化する瞬間を間近で見られるので、本当に興味深いです。
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さて、一般的に「運動する」「トレーニングをする」というと、スポーツクラブをイメージする方が多いのではないでしょうか。
室内で、季節を問わず、空調によって年中快適な状態が保たれていて、行けばいつも同じ環境で運動ができる。
雨が降ってもランニングができるし、毎週同じ時間に行けば、同じプログラムに参加できる。
スポーツクラブにはスポーツクラブのメリットがたくさんあります。
が!
同じ環境が保証された中でだけ、体を使っていると、果たして体はどうなるでしょうか。
人間の体にはもともと、「恒常性(ホメオスタシス)」という素晴らしい機能があります。
生命を維持するため、外部からの刺激に対して、体内を同じ状態に保とうとするんです。
ざっくり言うならば。
自律神経の働きや、ホルモンなど内分泌の調整、免疫系の働きを駆使して、過剰なものはおさえ、足りないものは補う。
ご飯を食べて血糖値が上がれば、臓器に糖をとりこみ血糖値を下げるためのホルモンを分泌する。
気温が高ければ、体温が上がりすぎないよう汗をかいて、気化熱により体温を下げる。