安全登山シリーズその1「低体温症」は暑い日にもおこる

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 紅葉シーズンですね!

暑さもピークを過ぎ、登山に行く方も多いのではないでしょうか。

人が増えれば、当然増えるのが事故。トラブルなく、無事に下山できてこそ楽しい登山です♪

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 携帯電話は通じづらく、いざ繋がっても、救急車はきてくれないのが山の中です。

捻挫をしたらどうやって固定するのか?

転んで出血したら、どうやって止血するのか?

そのような処置について知っておくことも大事なセルフレスキューですが、それよりもまずは、緊急事態が起こらないように予防をすること!!!そして、予防のためにはちょっとした知識が必要です。

登山を楽しい思い出にするために!山の豆知識シリーズをはじめます♪


 「低体温症」って聞いたことあるでしょうか。

寒い時期にありそうな名前なのですが、実は登山中の事故では、夏場の方が低体温症の発生件数が多いということを知っていますか?この「低体温症」は、寒い時期だけのものではないのです。

良い天気であればあるほど、テンションも上がりますし汗をかきますよね。天気予報が1日晴れマークであれば、ダウンやレインウェアを持っていく人は少ないかも?ついつい、軽装で行ってしまいがちですよね。

でも、ちょっと想像してください。

突然、同行者が「二日酔いで具合が悪い、休みたい吐きそう」と言い出した。

調子に乗ってちょっと走ってみたら、足首をグネってしまった。やばい、すごい腫れてきたし痛くて歩けない。

近くに山小屋はない。

携帯電話は圏外。

時刻は15:00、そろそろ薄暗い。

さて、こんな時は皆さんどうするでしょうか?

動けるようになるまで、休憩をしますか?

登山に何らかのトラブルは付き物ですが、熱をつくる「運動」ができなくなると、低体温症のリスクが一気に上がります。長い休憩は、リスクを増やすことに繋がります。

低体温症とは?

通常38℃前後の深部体温※が35℃以下に低下した状態を言います。
※脳や心臓など、生命を維持する臓器の温度のこと

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