くしゃみ・鼻づまりだけじゃない?花粉症がお口もとに与える意外な影響とは
[文:ホワイトホワイトビューティー(https://whitebeauty.tokyo/)]
春先になると、花粉症で気が重い方も多いかもしれません。
花粉症の症状としてはくしゃみや鼻づまり・目の痒さなどを訴えられる方が多いです。また、この時期に歯医者さんで増える患者さんとして、「歯が痛い」「歯がうずくような感じがする」とおっしゃる方が挙げられます。
実はこれ、花粉症によるひとつの症状である場合があるのです。
今回は、花粉症がお口に与える意外と深刻な影響について詳しくご紹介します。
花粉症によって歯が痛くなることも
春先や秋の花粉の時期になると、歯に違和感がある・歯がうずく感じがするという方は花粉症による影響の可能性があります。
むし歯や歯周病がないのに以下のような症状がみられる場合には、「副鼻腔炎」の可能性があります。
・振動が歯にひびく
・歯がうずく感じがする
・歯が揺れるような痛みがある
副鼻腔炎とは、鼻の奥にある副鼻腔の部分に細菌が入ることで炎症を起こした状態を言います。炎症によって歯に圧がかかり、歯が痛い症状を起こすことがあるのです。
特に花粉症の症状があり、「歯が痛いので歯医者さんに診てもらったけれど特に問題なかった」「花粉症の時期だけ歯が痛くなる」という場合には、副鼻腔炎による影響の可能性があります。
ただし、実際には虫歯や歯周部病などの口腔内疾患やほか原因がある場合もあります。自己判断して放置するのではなく、気になる症状があるときには必ず歯医者さんを受診しましょう。
副鼻腔炎により歯に痛みがある場合には、耳鼻科を受診し治療やお薬の処方などを行ってもらいましょう。