世界が見えた!?バスケ界、危機的状況からの脱出と21年ぶりの快挙
平成という時代は、バスケ界にとっては暗黒時代、まさに波乱万丈の時。
男子日本代表は、平成の時代に一度も五輪に出場していない。女子は出場権を得ながらも、五輪出場が危ぶまれるという状況に…。
しかし、平成27年(2015年)のBリーグ発足を機に、その歴史は大きな転換期を迎え、男子日本代表は21年ぶりのW杯への出場を成し遂げた。その1週間後の3月1日、興奮さめやらぬ様子で、(公財)⽇本バスケットボール協会、以下JBAの東野智弥⽒が、「第2回 スポーツ ビジネス 産業展」のセミナーに登壇した。
当たって砕けろ!の精神で前進あるのみ
現在は、日本バスケットボール協会(JBA)の技術委員会委員長をつとめる東野智弥(ひがしのともや)氏。高校インターハイ優勝、1993年にはアンフィニ東京(現:埼玉ブロンコス)に入社し、全日本実業団選手権準優勝に貢献した実績も持つ。
指導者としては、1996年にルイス&クラーク大学アシスタントコーチ、その後、日本の実業団やプロチーム、大学、車椅子バスケットボール男子日本代表のコーチも務めた。そして2016年1月、現職に着任。東京五輪出場を目指す日本代表の強化と、選手の育成をミッションに掲げ、新しいことを積極的に取り入れ、猛烈な勢いで前進し続けている。
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