【スポーツメンタル】プレッシャーに強くなる!イメージトレーニングの正しい行い方とは?

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イメージトレーニング中の脳内

以上のデータから、スポーツパフォーマンスの向上やメンタルの安定を目指す選手やコーチにとって、イメージトレーニングを真剣に取り組むことは、アスリートとしてポジティブな影響が享受出来ると考えられます。

しかし、なぜイメージトレーニングは有効なのか。それは、人間の脳に秘密があります。人間の脳はイメージと現実の世界で実際起きた事象の区別が苦手です。これによって、脳はイメージトレーニングでも実際の競技から得られた情報と同様の反応を示し、神経経路が活性化されます。従って、プレッシャーのかかる場面やつらいリハビリの日々を乗り越えた自分などを脳内に再現可能なため、実際にプレッシャーのかかる場面が来た時には準備が整っており、つらいリハビリにも耐え、乗り越えるモチベーションを保つことを可能にします。





科学的に正しいイメージトレーニングの行い方

科学的に効果を最大化するイメージトレーニングの行い方は、普段の練習中から想像力を働かせ、試合と同じ状況に近づけた想定をイメージしながら行うことです。

試合の状況、対峙する相手選手、試合会場の環境などを鮮明にイメージをしたイメージトレーニングに組み合わせて普段の練習を行いましょう。その際、試合時に着用するのと近い衣装を着てみることや、同じルーティンを行うなどできる限り本番に近い環境もセッティングすると高い効果が期待出来るでしょう。

注意点としては、気分が良くなるためだけに成功したときのイメージトレーニングを行うだけでなく、まずはプレッシャーのかかる場面が来た時のための準備としてイメージトレーニングに取り組んでみてください。より具体的に自分が力を発揮したい場面を想像し、練習にイメージトレーニングを取り入れてみると良いのではないでしょうか。ぜひ参考にしてみてください。

参考文献:
https://www.researchgate.net/publication/341945828_The_Effects_of_Imagery_Interventions_in_Sports_A_Meta-Analysis

[文:スポーツメンタルコーチ鈴木颯人のメンタルコラム]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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一般社団法人日本スポーツメンタルコーチ協会
代表理事 鈴木颯人

1983年、イギリス生まれの東京育ち。7歳から野球を始め、高校は強豪校にスポーツ推薦で入学するも、結果を出せず挫折。大学卒業後の社会人生活では、多忙から心と体のバランスを崩し、休職を経験。
こうした生い立ちをもとに、脳と心の仕組みを学び、勝負所で力を発揮させるメソッド、スポーツメンタルコーチングを提唱。
プロアマ・有名無名を問わず、多くの競技のスポーツ選手のパフォーマンスを劇的にアップさせている。世界チャンピオン9名、全日本チャンピオン13名、ドラフト指名4名など実績多数。
アスリート以外にも、スポーツをがんばる子どもを持つ親御さんや指導者、先生を対象にした『1人で頑張る方を支えるオンラインコミュニティ・Space』を主催、運営。
『弱いメンタルに劇的に効くアスリートの言葉』『モチベーションを劇的に引き出す究極のメンタルコーチ術』など著書8冊累計10万部。

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