エッ、もう渡しちゃうの!巨人のレジェンド背番号の行方
鈴木尚広「12」が17年、脇谷亮太に
代走で出場した瞬間に球場の空気を変えられる男…それが尚広さんでした。原巨人がその足で勝った試合は枚挙に暇がありません。尚広さんの引退後、あの高揚感がチームから失われたのは実に寂しいところ。今後は走塁コーチとして、後継者を育成してほしいと切に願います。
そんなオンリーワンのスピードスターがユニホームを脱ぐ。2016年オフ、ファンは大きな喪失感に襲われました。さらば背番号12…。そんな中、ジャイアンツは日本ハムからFAで陽岱鋼外野手を獲得。それまで脇谷亮太内野手がつけていた背番号2を陽さんに渡すことになり、脇谷さんが12番をつけることになったのです。これが熱狂的な「尚広党」の神経を逆なですることになります。
「別に永久欠番にしろとは言わない! でも足で勝負できそうな期待の若手に継承するとか、背番号に対するファンの思いをもっと大切にしてよ」
当時のファンの声をまとめるとこんな感じでしょうか。これまた脇谷さんに全く罪はないのですが、思い入れを抜きにして単に空いているから渡しちゃうことには、すんなりいかないファンも多いということです。
それは背番号が単なる数字ではなく、多くの「物語」が込められた大切なものであるという証拠。クックも自らの実力でセ・リーグの強打者を封じ込め、少しずつファンの支持を得ていってほしいものです。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]