不安を打ち消す3つの方法
[文:桑名涼子オフィシャルサイト|司会者|トーク診断士|タレント(http://ryoko-kuwana.net)]
「ブレないようにしよう」という言葉をよく耳にしますが、私自身は、ブレないようにするというよりも、ブレてもすぐに戻れる弾力を持っていたいと思っています。
幸せ、いい気分、楽しい、嬉しい、感謝している、ワクワクするという時間をなるべくたくさん持つことや、執着している「こうあるべき」という思い込みを手放すことで大分ブレは収まると感じています。
ところが、いざ実践するとなると、けっこう難しいのが正直なところ。
人は自分が思っているよりもずっと頑固ですし、一度手に入れた状況や、人間関係や、思いを手放すのは、とても勇気が入りますから。
元々人間はブレやすい生き物ですし、思考はついマイナス方向に偏ってしまいがちです。
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■「安心の島」より「不安の島」の居心地がいい?
ですから「不安になっていると安心」という方も多くいます。
不安になることがクセになっていて、そんな自分がイヤなのに、不安から抜け出すのもコワイという矛盾。
「不安の島」にずっと住み着いていると、そこから行ったこともない「安心の島」に移住するのは、ものすごく大変なことのような気がするわけです。
私にもそういう時期がありました。
今でもあります。
とはいえ「不安好き」の人も、本当は安心したいと思っている。熱望しているんですね。矛盾しているけれど、やっぱり不安から抜け出したいんです。
不安を感じてなければ、自分自身が機嫌よくいられるし、余計なことにとらわれずやりたいことを思う存分できますから。
そして、もうひとつほとんどの人は、不安を感じず、人に貢献したいという欲求を潜在的に持っています。
貢献欲求です。
「自分はこんなにできた!喜んでもらえた。自分ってスゴイ」と感じられるからです。
ですが、不安な状態では、心おきなく人に貢献できません。
逆に言えば、人に貢献している人ほど、心配が少ないのは事実です。