「恐怖!落合トレ」、「コロンビア・ノック」、「地鶏トレ」etc. プロ野球キャンプ 珍トレ集
◆長嶋トレ
巨人が16年、長嶋茂雄終身名誉監督の発案で「ケンカボール・トレ」が行われた。
練習場所はマウンド後方。投手9人が一塁側から三塁側まで扇形に広がり、半円の中心にいる投手1人が、一塁側の相手から順番に素早くボールを投げ合う。タイムを計り、途中でミスをすれば最初からやり直し。足を使ったスローイングを意識付けした。
◆入れ替えトレ
通常、投手と野手は別々に練習を行うものだが、ロッテは12年、練習メニューを入れ替えた。野手がブルペンに入って投球練習し、投手が打撃練習を行った。14年の広島は、投内連係で菊池ら野手陣が投げる側、投手陣が野手の守備位置についた。
投手と野手でバラバラになりがちなお互いの気持ちを理解すること、コミュニケーションに狙いを置いた。
◆地下足袋(たび)トレ
ロッテが15年、グラウンドの土の上で地下足袋をはいて打撃練習にチャレンジ。ロングティーで、普段より重いマスコットバットで約45分間振り続けた。
伊東監督は「足袋だと踏ん張る力は内側にかかるから野球につながる。パ・リーグは150キロを超す直球を投げる投手が多いから、打ち負けないように、地面をつかむようなイメージが大事」と説明。
◆「恐怖」落合トレ
巨人が15年、打撃マシンに正対し、ホームベース上に立って打撃練習を行った。球速は100キロ前後だが、空振りすれば、ボールが体に当たる恐怖がある。
3冠王を3度獲得した落合博満氏が現役時代に行った練習方法として知られる。
内田順三打撃コーチは「バットを体の内側から出せるように。外回りになると、空振りして体に当たりますから」。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]