ホンダが「アロンソに雪辱」!F1部門の技術者が結集して見事に敵討ち

タグ: , 2019/8/3

ホンダの技術者にとっては侮辱そのもの

トップでチェッカーフラッグを受けるレッドブル・ホンダのフェルスタッペンのマシン

 「GP2、GP2、ワオ」。2015年の日本GPでマクラーレンのエースだった元王者、フェルナンド・アロンソ(スペイン)は決勝中に無線を通じてチームにこんな言葉を伝えた。1周遅れで上位に食らい付くこともかなわず、ホンダのパワーユニットを格下のGP2シリーズ(現F2選手権)用エンジンだとののしったのだ。ホンダの技術者にとっては侮辱そのものだ。

 この恨み、晴らさでおくべきか。

 「GP2」という言葉はホンダ陣営の心にぐさりと突き刺さったはずだ。そんな怨嗟が、シーズン2勝目を飾った際に公式ツイッターにつづられた「GP2」という表現を生んだとみている。ホンダ側はすぐに「2GP autocorrect(2GP、自動修正)」とフォローしたが、「GP2」とつづった書き込みを削除することはなかった。確信犯だったのは間違いない。

「GP2」の文言が躍るホンダレーシングF1の公式ツイッター

 ちなみにアロンソはF1では勝てないと悟って、史上2人目となる世界3大レース(F1モナコGP、仏ルマン24時間、米インディ500)制覇を新たな目標に設定。トヨタ入りして昨年、今年とルマン連覇を果たした。

 ただし、F1のレギュラーシートは昨季で喪失。インディ500も2年前に初出場した時はホンダエンジンのマシンで優勝争いを繰り広げたものの、今年はホンダを敵に回したことで、キャリアの少ないシボレーエンジン系のチームと手を組まざるを得ず、まさかの予選落ちを喫した。

 ホンダの社内でも、この5年近くの間に、無念を晴らせぬままF1のプロジェクトから離れた技術者は少なくないと思う。現在のF1部門の技術者が結集して見事に敵討ちを果たしたのではないか。マクラーレンから受けた恥辱が見事によみがえらせたと信じている。

[文/東京中日スポーツ・鶴田真也]

トーチュウF1エクスプレス(http://f1express.cnc.ne.jp/)

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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