中大卒のバレー柳田・弟、商社内定を蹴り欧州リーグ挑戦へ きっかけは「海外で働きたい」?
185㎝の大型リベロ プロバレーボール選手 柳田貴洋 ―①日本代表経験はゼロでも世界へ挑戦―
2018年12月。当時、中央大学バレーボール部のキャプテンだった柳田貴洋が、プロ宣言した。柳田貴洋は、中・高・大学の各世代では、輝かしい実績を残しているが、日本代表経験はない。海外では無名の選手が、バレーボールの強豪国が集まるヨーロッパのチームへの加入を目指し、動き出した。
ココカラネクスト編集部では、2019年5月、プロ1年目を迎える柳田貴洋にインタビュー、想いを聴いた。
兄の背中を追いかけて
「4歳上の兄が練習する体育館に行って、ボールを触っていました。それがバレーボールとの出会いです」
「インタビューはまだ慣れない…」と、照れ笑いしながら話す、柳田貴洋。兄は、バレーボール全日本男子代表の柳田将洋である。
柳田貴洋は、小学1年生からバレーボールを始め、スポーツの名門、駿台学園中学へ。1年生からスタメンで活躍し、全日本中学バレーボール選手権で3連覇。さらに、2・3年生の時には、ジュニアオリンピックカップの選抜メンバーとしてプレーし優勝。
東洋高校では、インターハイ準優勝、高校選抜にも選ばれる。進学した中央大学でも、1・2年生は優勝、3年生は3位、4年生はベスト8という結果を残し、各世代では、キャプテンも務めた実績を持つ。
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