【働き方紹介】「京都の伝統技術×オリジナルテキスタイル」で世界へ挑む!
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こちらのコラムでは色々な職業や技術をより多くの方に知っていただくべく、ちょっと変わったお仕事や働き方、またライフスタイルを紹介しています。
今回は地方の伝統技術とアートを組み合わせて海外ブランドへアプローチをしているという久山染工 吉田さんにお話を伺いました。
吉田力さんプロフィール
1985年4月4日生まれ。
大阪モード学園卒業。
テキスタイルを改造して学生時より制作をしていたこともあり、服のテキスタイルに携わりたい思いから、学生時代に加工依頼した久山染工に入社。
― 1日のスケジュール ―
8:00 出社、英語の勉強
8:30 社内清掃
9:00-18:00 社内業務
(主に、客先からの電話でのやり取り、工場の段取り、絵を描いたりする制作)
※お取引先がほとんど東京の企業のためほぼ毎週東京出張しています。
ご縁・出会い
取材班:吉田さん、今日はよろしくお願い致します。しかし縁て不思議ですよねぇ。
吉田さん:ほんとですね(笑)
取材班:共通の知人がいて、その方が穿いていたパンツがかっこよかったので「どこのですか?」と聞いたら「売ってないですよ、作ってもらったんですよ。その人、明後日東京来るから会います?」と聞かれて。それでご紹介いただいたのが吉田さん(笑)
吉田さん:そうそう。その時私も自分のデザインポートフォリオのウェブページを作りたくて出来るところないかなって探してたところで。御社ができるって聞いてすぐに会うってことになった(笑)
取材班:で、会うなり京都で伝統技術を使って新たしい取り組みをしていると伺ってすぐに取材させてくださいという流れで今日に至るというわけです。
吉田さん:まあ年も近かったので共通の話題もあってすぐに打ち解けられたのが大きいですよね。また、京都のことを良くご存知だった(笑)
取材班:以前京都に本社がある会社に勤めていたのと個人的に京都が好きでよく行ってましたからね。なので久山さんがある場所もわりとすぐににわかったんですよ。
吉田さん:そういったところでも縁を感じますね。なかなか初対面でそういった会話って出来ないじゃないですか。こういうご縁を大切にしていきたいですよね。
取材班:ありがとうございます。では出会いの話はこれくらいにして(笑)早速本題へ行きましょう!
好きからのきっかけ
取材班:まずは久山染工さんで働くことになったきっかけをおしえてください。
吉田さん:学生時代よりテキスタイルを改造したりすることが好きだったんですよ。それでよく制作をしていました。そこからテキスタイルの仕事がしたくて学生時代に加工依頼をしていた久山染工で働かしてもらうことになりました。
取材班:学生時代からされていたんですね。以前学生時代のお話もお伺いしてかなりおもしろかったのですがその話は後日に譲るとしましょう(笑)ちなみに現在主に担当している業務内容はどんなことですかね?
吉田さん:全部ですかね(笑)販売、企画、生産管理、クレーム処理等、小さい会社なので全ての工程を行っていますよ。特に得意先と話して作る企画、対外的に展示会をするときの企画は会社の売り上げと会社イメージとなる未来がかかっているので、非常に重要ですね。
取材班:本当に全部ですね(笑)東京に来るのもほとんど吉田さんですもんね。ほんとね、仕事に対するモチベーションが凄い!そのモチベーションの源ってなんなんですか?
吉田さん:実はですね、最初は自分がデザインした生地も含めて全く売れず、アパレルにも相手にしてもらえなかったんですよ。一回地獄を見てるんです(笑)そこからお客さんから何が求められているか、お客さんがこちらに仕事を出すメリットは何かを考えて仕事をするようになって。それからですよね、様々な人と出会い、自身の見識が広がってだんだん仕事が回るようになってきて楽しくなってきた。そうするとモチベーションもあがりますよね。今は前を見て仕事が出来ていますね。
取材班:そうなんですね。その出会った人つながりで私も出会えたわけで(笑)やっぱり吉田さんのモチベーションが人を惹き付けるんじゃないですかね。