【スポーツメンタル】達成したいこと、引退後の生活…目標達成のためにどんな計画をたてるか?

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具体的な計画の立て方

「予定は未定」という言葉があるくらい計画どおりに物事がうまくいかない事なんて多々あります。それでも計画を立てなければいつまでたっても未来は変わっていきません。だからこそ具体的な計画は達成できなくても立てるだけでも価値があるものです。

そこでオススメなのが1年の目標を設定する方法になります。そして、1年の目標を3ヶ月ごとに切り分けてもらうのです。企業であれば第一四半期と言ったりすると思います。気候でいえば、3ヶ月はちょうど春夏秋冬です。それぞれの気候に合わせたテーマを考えてもらうといいかなと思います。競技によっては夏が勝負の方もいれば、冬が勝負の人もいるでしょう。逆算したら、冬は基礎固めの期間の方もいれば、夏に基礎固めの人もいるでしょう。事細かく予定を書き入れるものいいのですがまずはアバウトから始めてみるといいと思います。

ちゃんとしたフィードバックが大事になる

多くのアスリートが目標を立ててガムシャラに頑張ります。しかし、努力はしても振り返りまではなかなか意識して取り組めない人が多いのかなと思います。この振り返りをフィードバックと言います。そこで重要なのが「改善」です。「何をもっと良くしていくことができたのか?」「そのために次はどんな計画が必要になるか?」振り返って次の行動をしっかりと計画し続けることが大事です。

よく、毎日日誌を書いてくれる選手がいます。読ませてもらうと「改善」ではなく「ダメ出し」の項目がずらっと並んで書いてありました。ダメ出しとは「反省」に近いものです。反省も大事ですが、もっと大事なのは反省を活かすことです。そのために計画が重要になります。

ダメ出しがメンタルを崩壊させる

最後になりますがダメ出しによって生まれるメンタルは自己否定に直結していきます。試合で結果を出すためには自己否定感が強いことよりも自己重要感や自己効力感がとても重要になります。これを自信と言ったりします。無理に自分を否定し続けてるうちはなかなか自信なんて持てやしません。当然、それによってメリットを得たこともあると思います。

しかし、それだけでは次のレベルにはいけないのです。望む未来にはなかなか到達できるものではありません。心からイキイキと充実した精神に結果が自然と宿るのではないのでしょうか?そういった状態になるためにも、ワクワクとして未来を描いて欲しいなと思います。

[記事提供:スポーツメンタルコーチ鈴木颯人のメンタルコラム(https://re-departure.com/index.aspx)]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

鈴木 颯人(すずき・はやと)

プロ野球選手、オリンピック選手などのトップアスリートだけでなく、アマチュア競技のアスリートのメンタル面もサポート。全日本優勝、世界大会優勝など圧倒的な結果を生み出すメンタルコーチングを提供中。

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