【スポーツメンタル】目標を達成できない時、どうしたらいいのか?

タグ: , , , 2024/10/16

オリンピックの選考レースはいい例です。

その選考レースで敗戦したら終わりです。

期限までにランキングを上げる事ができればければオリンピックに出場できません。

これはオリンピックに限らず、あらゆる世界でもあります。

1つしかない席を巡って、何百人もの人が争っています。

それがスポーツの世界です。

では、スポーツメンタルコーチとして目標を見失いかけた選手をどうするか?

そこで思い出したいのがビジョンや競技を続ける目的です。

実際の事例として、高校サッカーで頑張る方がいました。

彼は優勝を目指して懸命に練習をしていました。

しかし、高校サッカー選手権の準決勝で敗れてしまいました。

しかも、彼のパスミスから失点・・・その失点が相手の決勝点に・・・

彼は落ち込んでしまい、サッカーを続ける迷ってしまいました。

そこで私が彼に伝えたのが、サッカーを続けてきた理由は何か?

選手権で優勝する以外何があった?

と質問をしました。

その上で、彼らしい答えが。

それが「仲間との絆」と話してくれました。

意外な言葉だと思いますが、彼は1つ手段を通じて人が団結する姿に大きな魅力を感じていたのです。

その上で、たまたまサッカーとの出会いがありサッカーで結果を残してきただけだったのです。

彼は、サッカーを通じて人との繋がりが一番の魅力だったと気付いたのです。

そこから、彼はその魅力をサッカー以外でも出来ないか?

模索する中でサッカー以外では出来ないことに気付きました。





それが、「サッカーが好き」です。

当たり前かもしれないのですが、その当たり前を忘れがちなんです。

その当たり前に気付いた時に、彼はサッカーへの情熱を取り戻しました。

そして、新たな目標を再設定することも出来ました。

どんな人であっても目標を見失うことはあります。

しかし、目標を見失うことが悪いのではなく目標を追いかけてきた理由を次第と忘れていくものなのです。

その理由が明確であれば一時的に気持ちが冷めて戻ってこれます。

時にはお休みも大切です。

私もトップ選手には大会後にはメンタル的にも敢えて休んでもらうことをお勧めしてるくらいです。

目標を追いかけてきた理由を通じて人として大きく成長していくことを大事にできる人生を願っています。

[文:スポーツメンタルコーチ鈴木颯人のメンタルコラム]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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一般社団法人日本スポーツメンタルコーチ協会
代表理事 鈴木颯人

1983年、イギリス生まれの東京育ち。7歳から野球を始め、高校は強豪校にスポーツ推薦で入学するも、結果を出せず挫折。大学卒業後の社会人生活では、多忙から心と体のバランスを崩し、休職を経験。
こうした生い立ちをもとに、脳と心の仕組みを学び、勝負所で力を発揮させるメソッド、スポーツメンタルコーチングを提唱。
プロアマ・有名無名を問わず、多くの競技のスポーツ選手のパフォーマンスを劇的にアップさせている。世界チャンピオン9名、全日本チャンピオン13名、ドラフト指名4名など実績多数。
アスリート以外にも、スポーツをがんばる子どもを持つ親御さんや指導者、先生を対象にした『1人で頑張る方を支えるオンラインコミュニティ・Space』を主催、運営。
『弱いメンタルに劇的に効くアスリートの言葉』『モチベーションを劇的に引き出す究極のメンタルコーチ術』など著書8冊累計10万部。

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