若者の強いキャラ意識は、SNSの「アカウントの数」に表れている

タグ: , , , 2024/8/22

自分のキャラは死守したい!見せて見られて、あふれ出す自意識

最近の若者たちは「キャラ的に」とよく口にします。例えばこんな具合です。

「え〜? 私が歓迎会で一発芸なんて、キャラ的になくない? ムリムリ!」
「平賀さんがそんなこと言うなんて、キャラ的に想像つかないんだけど」

周囲から見て誰がどんなキャラクター(=性格)であるかを、強く意識していることがわかります。もちろん、自分自身のキャラもです。

かつてこんなことがありました。20代のハツラツとした体育会系男子を、リーダー的なポジションに抜擢したときのことです。

「ありがとうございます! 頑張ります!」

期待通りの力強い返事。彼の抜擢はやはり正しかったと、より一層の期待を寄せていました。ところが、ある日、彼から意外な申告を受けることになります。

「やっぱり私には務まりません。元のポジションに戻していただけませんか」





ちょっと仕事のストレスがかかりすぎたのかな。よくよく話を聞いてみると、彼の悩みはそこではありませんでした。

「理想の自分」と「できない現実の自分」のギャップに耐えられない、と言うのです。

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