NPBのドーピング違反は外国人だけ?過去に1人だけ日本人で規定違反になったのは?

タグ: , 2019/7/1

 オリックスのジョーイ・メネセス外野手がドーピング規定に違反したとして、来年6月26日まで1年間の出場停止処分を科された。オリックスはすぐに契約を解除し、退団が決まった。

 4月9日のロッテ戦後の尿検査で、筋肉増強作用のあるスタノゾロールを摂取した時に生成される物質が検出されたという。

メネセスは3月に行われた侍ジャパン強化試合ではメキシコ代表の4番を務めた。昨年はフィリーズ傘下3Aで打率・311、23本塁打、82打点をマークし、本塁打と打点の2冠王に輝いていた。契約金を含めて年俸1億1000万円で、主砲として期待されて今季から入団したが、打率・206、4本塁打で日本でのプレー機会を終えることとなった。

2007年からドーピング検査を厳格化


 NPBは2007年からドーピング検査を厳格化させた。その年にソフトバンクのリック・ガトームソンが禁止薬物を含む発毛剤を使用したことで、初めて違反が発覚した。この際には20日間の出場停止処分が科され、球団に対して制裁金750万円が科された。チームにはそのまま残留し、翌2008年シーズンもプレーした後に戦力外となった。

 その2008年には巨人のルイス・ゴンザレス内野手が興奮剤、ヤクルトのダニエル・リオス投手が筋肉増強剤を使用し、ともに1年間の出場停止処分を受けた。こちらは両選手とも、すぐに契約を解除され退団している。

 また昨年6月には楽天のジャフェット・アマダー内野手が禁止薬物のクロルタリドンとフロセミドに陽性反応を示したことから6カ月間の出場停止処分を科された。そのままプレ―することなく、この年限りで退団した。

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