将来の不安もストレスに!?不安に負けない対策とは・・・
不安が続くときは要注意!不安神経症の症状
人々の約70%が将来への不安を感じている現状では、不安を感じることは、むしろ当たり前だという考え方もできます。
ただ、将来への不安がストレス要因になり、その解消ができなくなると問題でしょう。ストレスが解消されずに溜まることで自律神経のバランスが崩れてしまえば、胃腸や心臓といった臓器に悪影響を与え、体調不良や、様々な病気を引き起こしてしまいます。
また、身体だけでなく、うつ病にかかるリスクも高まります。加えて、不安がなかなか解消されず、日常生活にも支障が出るとなると、全般性不安障害(GAD)やパニック障害といった、不安神経症にかかっているのかもしれません。
通常、人が不安を感じるときにはある程度明確な要因があり、それが取り除かれれば不安は和らぎます。
しかし、不安神経症では、はっきりした理由が無いまま、強い不安が長期間(概ね6か月以上)続くことになります。強い不安により常に緊張してしまい、リラックスできません。それが更なるストレスとなり、自律神経のバランスが崩れます。
そのため、不安感だけでなく、震え、筋肉の緊張、発汗、めまい、頭のふらつきなど、様々な身体の症状を伴い、慢性的に憂うつになったり、気力が失われたりするのです。
このような症状が継続してしまうのがGADであり、数分ないしは数秒といった短い時間で突発的な不安症状に陥るのがパニック障害です。いずれも、心療内科で抗不安薬の処方を受けるなど、専門医の治療が必要な病気です。
また、早期に治療を開始すれば、それだけ回復も早まります。
誰しもが不安を抱えている現代だからこそ、我慢せず、自分の不安が治療を要する病気かどうか、専門医に早めに相談するようにしましょう。