ストレスを抱える若年層の方必見。ストレスフリーな毎日を送るためのメンタルヘルス対策について解説します
理解できない人と距離を置くのも手
さらに世の中には、いろいろな人がいます。人に反対されたり断わられてもまったくめげずに、どんどん自分の意見を言う人、自分の思い通りに行動する人、一方、人に反対されたり断られることを恐れたり諦めたりして、自分の思い通りの行動をしない人もいます。両者は、相手の考えることが基本的には理解できません。
理解できないということを理解して、距離を置いてお互いに付き合うのもストレスをためない方法です。
不摂生は体だけでなくメンタルにも悪影響
体の調子は心にとても影響を与えます。どの年齢であっても決まった時間に起きて、決まった時間に食事をして、決まった時間に寝るのが、生物である人間の基本です。
生物の脳と体には規則性やリズムが大切なのです。不規則な生活は、生物にとってともて大きなストレスです。
若者の問題は、この原則を無視しても、まだ体力があるため体調が悪くならないことです。しかし不摂生を重ねていると脳内ホルモンの量とバランスが悪くなり、メンタルがおかしくなってきます。具体的には、ちょっとのことで怒りが沸きイライラしたり、反対にちょっとのことで落ち込んでうつ状態になったりしてきます。
さらに若者にはなかなか難しいとは思いますが、タンパク質・脂質・炭水化物・ビタミン・ミネラルのバランスのとれた食事を1日2~3回とったり、日光にあたって運動をしたりすることも、脳内ホルモンのバランスを保つためには重要です。
まとめ
若年層のメンタルヘルス対策は、ストレスの軽減や心の健康を保つために欠かせません。本記事では、日常生活に取り入れやすい具体的な方法や習慣を紹介しました。
心のケアを意識することで、ストレスフリーな毎日を実現し、より充実した人生を楽しむことができるでしょう。
[文:フェムゾーンラボ]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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関口 由紀
神奈川県横浜市出身の医師。日本泌尿器科学会専門医・指導医、日本東洋医学会専門医・指導医、日本性機能学会認定専門医、日本排尿機能学会認定専門医、日本女性骨盤底医学会認定専門医、医学博士、経営学修士。女性医療クリニックLUNAグループの理事長、横浜市立大学大学院医学部泌尿器病態学客員教授を務める。