ノーモア炎上!ツイッター生徒から教師のココロとカラダを守れ
SNSを使いこなす十代に立ち向かうには
いやいや先生方、弱気にならないで下さい。国家百年の計は教育にあり。学校の現場が荒廃してしまったら、おのずと社会にはろくでなしな人種があふれ出ることになります。狭いニッポン、それじゃ困る。ここは社会全体で教師の皆さんのココロとカラダに思いを致し、心身ともに充実した状態で生徒諸君に向き合ってもらえるよう、応援していこうじゃありませんか。
そんなわけで釈迦に説法ですが、教師の皆さんに肝に銘じてほしいのは、「体罰は絶対ダメ」ということです。生徒が殴って改心するのは、TBSドラマ「スクールウォーズ」までのお話。先ほども記しましたが、動画を撮られたらあなたの教師人生、一巻の終わりです。
最近では「アンガーマネジメント」という言葉が知られるようになってきました。ほとばしる怒りをいかにコントロールするか。一人だけで抱え込むことなく、すぐに同僚や上司に相談し、情報をシェアすることが大事です。先生といえども一人の人間。生徒の心ない一言で傷つき、落ち込みます。そんな自分を肯定して下さい。いい意味で「お仕事」と割り切り、クレーマーに対応する営業職と一緒だと捉えることも必要かもしれません。
思えば駅員さんやファミレスの店員さんが理不尽な客に対応する際、殴ったり蹴ったりはしないでしょう。でも子供相手だとついつい手が出てしまう。やはりココロのどこかに数%でも「お前のためを思って殴ってあげているんだ」「この手の痛み以上に、俺の心は痛んでいる」「殴られたお前にもいつか分かるはずだ」と体罰の「効果」を期待していたりしませんか。
何度でも記します。そんなのは山下真司の残した幻想でしかない。アナタにとって一番守らなくちゃいけないのはツイッター生徒ではなく、最愛の家族であるはずです。
報告、連絡、相談。フツーの営業マンなら当たり前のことを当たり前にやって、SNSを使いこなす十代に立ち向かっていきましょう。
負けないで、先生。あなたは決して孤独なんかじゃないよ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]