ハイスペック成功者の子弟はなぜ道を踏み外してしまうのか

タグ: 2019/6/30

 時代が令和になって2か月が経過しましたが、物騒な事件が相次いでいることに心を痛めている人々は多いでしょう。しかも、世間で「勝ち組」と呼ばれ、羨望の眼差しを浴びている方々の子息が加害者になる例が散見されることには、驚きを隠せません。


 高級官僚にテレビ局の幹部…学歴に加え、決断力やネットワーク、人望などすべてにおいて秀でていないと、辿りつけないポストです。申し分ない収入を受け取っており、高水準の暮らしを送ることができ、潤沢な資金で手間暇をかけた教育が可能なはず。それなのになぜ、成功者の子どもたちは道を踏み外してしまうのでしょうか。3つの例から考察していきます。

(1)「努力万能」という誤った固定観念

 高級官僚やマスコミ界の重役に関して共通して言えるのは、子どもの頃から数多くの競争に臨み、勝利を収めてきたということです。一方でこれらの成功者は若い頃の失敗をことさら強調して、「僕にも挫折の時代があった」と語る傾向にありますが、リアルに失敗ばかりの人間はそもそも、出世できません。

 成功体験から導かれた法則は「努力に勝る天才はなし」「練習はウソをつかない」といった泥臭いものがほとんどです。しかし、「元々優秀な頭脳があってこその努力」であることを忘れています。さらにいえば、地道にコツコツやれる「努力する才能」に恵まれた方々なのです。

 世の中は決して「やればできる」ではありません。「やってもそこそこしかできない」人も多くいる。しかし、成功者はそこが理解できない。「自分ができたんだから、我が子もできないはずがない」「できないのは努力不足」との固定観念に蝕まれています。

 キャパを超えた学力を期待されても、子どもは現状との乖離に悩み続けるだけです。

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