日本人投手はMLBから1年目がピークと見られてる?? 雄星が変則オプションの長期契約
西武からポスティングシステムを利用してマリナーズに入団した菊池雄星投手が3日、1年目のシーズンへ向けて渡米した。変則オプション付きで最長7年となる異例の長期契約。もっともルーキーイヤーから、その真価が問われる事となる。
というのも、メジャーリーグに挑戦した日本人投手は、1年目に良い結果を残し、2年目以降は成績を下降させる傾向が強いからだ。
最近で見れば、ヤンキース・田中将大、ドジャース・前田健太はその類にあたる。
田中は楽天時代の24勝0敗という勢いのまま、新人だった2014年開幕から快進撃。6月には一時防御率1・99となるなど、前半戦を12勝4敗、防御率2・51で終え、サイ・ヤング賞候補に挙げられた。だが、右肘の靱帯損傷で離脱。1年目を13勝5敗、防御率2・77で終えると、2年目は12勝7敗、防御率3・51と数字が悪化。以降もコンスタントに活躍しているものの、防御率2点台はなく、1年目を上回るインパクトは残せていない。
前田は新人だった2016年に32試合、175回2/3を投げ、16勝11敗、防御率3・48。だが、2年目以降は中継ぎでの起用も増えて規定投球回には達せず、2017年が13勝6敗、防御率4・22、2018年が8勝10敗、防御率3・81。こちらも1年目がキャリアハイという現在地だ。
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