【ゴルフ】世界トップのスコッティ・シェフラー選手の安定したスイングの秘訣とは
[文:トータルゴルフフィットネス – ゴルファーのための会員制フィットネスクラブ(https://www.tg-fitness.net/)]
トータルゴルフフィットネス トレーナーの齋藤です。
PGAツアー選手のスイング分析第3弾!
今回注目する選手は『 スコッティ・シェフラー 』選手です。
今ゴルフ界で1番注目を浴びているに違いない選手を今回は取り上げていきたいと思います。
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簡単にシェフラー選手の紹介をさせていただきます。
アメリカ・ニュージャージー州出身で、身長190cm・体重91kgです。
2015年にプロ転向をし、PGAツアー通算10勝、2022年・2024年のマスターズのチャンピオンです。
今シーズンはマスターズを含めて4勝しています。
マスターズで世界ランキング1位のまま優勝、そして翌週に開催されたRBCヘリテージでも優勝を成し遂げたことは皆様の記憶にも新しいものかと思います。
昨年度の成績は世界ランキング1位・賞金ランキング1位・平均スコア1位、平均飛距離も310ヤードと世界トップに君臨している実力を示す成績を残しています。
今シーズンも現在は、世界ランキング1位・賞金ランキング1位・平均スコア1位と強さを見せつける成績を残しています。
それでは世界トップの座に君臨しているシェフラー選手のスイングに迫っていきましょう。
シェフラー選手のスイングで足の動きが取り上げられることが多いですが、今回は『 両腕の動き 』に注目をしていきます。
高く上げたトップの位置からダウンスイング・インパクトの時に左肘を曲げることによってインパクトでより強い力を生み出しています。
また、右半身はダウンスイングで右肩の外旋をすることによりインパクト方向に力を伝えやすくなります。
そのため右足・右手の力をインパクトで最大限に使うことを可能にしているのです。
では、正面からもシェフラー選手のスイングを見ていきましょう。
ダウンスイングの時に両手が地面の方向に伸びます。
この結果クラブに最大限の力をかけることができています。
この動きを可能にするためには、右肩の外旋可動域・肩甲骨の可動域・胸椎の伸展と回旋の可動域が必要です。
さらに身体の前傾角度を維持するために体幹の筋力が必要になります。
アマチュアゴルファーの多くは、可動域が少ないことや体幹の筋力不足により姿勢の維持ができずにスイングエラーが発生していることが多いです。
今回はシェフラー選手のスイングに近づけるような上半身の動きを作るトレーニングをご紹介します。