ケア不足の「汚口」が招くモーニングブレスの悲劇
[記事提供:Ha・no・ne(ハノネ)~毎日キレイ 歯の本音メディア~(https://ha-no-ne.com/)]
朝起きたら口クサっ!その症状は「汚口」が原因かも?
朝、目覚めた時に自分や家族の口臭が気になった経験は誰にでもあるかと思います。導入でも触れたように寝ている間は唾液の分泌量が減るだけに、お口の中で菌が繁殖しやすい環境です。菌が繁殖した状態の口の中は誰しもが臭いと感じる生理的口臭を発しますが、特に臭いが強い場合は「汚口」が原因でさらに臭うのかもしれません。
日本人の口を美しくすることを目的に設立された「日本美口協会」の会長で、歯科医師の坂本紗有見先生によると、汚口は「歯の病気がある」「歯や舌が汚れている」「歯並びが悪い」「口臭がある」のいずれかの条件に当てはまっているそうです。歯の汚れや虫歯だけではなく、口臭や歯並びの悪さも該当していますが、確かに臭いがきつかったり、歯並びがガタガタだったりしたら美しい口とは言えませんよね。
また、汚口を誘発してしまう行為として口呼吸やあまり噛まずに飲み込むことが挙げられます。そうした行為は歯並びの乱れや口の汚れを誘発しやすいのでNGと言えます。そして、口の中が汚れてしまったまま就寝すると、翌朝に生理的口臭の許容を超えて悪臭になる「モーニングブレスの悲劇」に発展する恐れもあります。なぜ朝に悪臭による悲劇が起こるのかは、次の頁で解説します。
1 2