朝が辛い、気持ち悪い、めまいがする自律神経失調症の原因とは
[記事提供:温春健心|健心鍼灸治療院(https://kanamati-shinkyu-seitai.com)]
今日は自律神経失調症についてです。
はじめに
朝起きるのがつらい。しっかり寝たはずなのに、調子が悪い。
朝起きると気持ちが悪くめまいがする。
午前中はぼーっとしていて、集中できない。
朝症状が強く日常活動していると少しづつ症状が治まってくる。
そのようなお悩みを抱えている方へ。
「朝つらいのは私だけ」「気持ちの問題でしょう」と思わないでください。
自律神経の乱れで、朝に症状が強くでてしまうことはあります。
・今すぐ読みたい→
人間関係に疲れてしまったあなたに…「2.6.2の法則」とは!? https://cocokara-next.com/stress/2-6-2-rule/
なぜ自律神経失調症で朝がつらいのか
自律神経失調症とは
自律神経とは、交感神経と副交感神経の二つがあります。
これらは、呼吸、心拍数の増減、汗の分泌での体温調整、消化器の機能亢進と抑制、排尿の抑制と増進などの全身の臓器機能を自動的に調節している神経です。
自律神経失調症は、交感神経と副交感神経のバランスが崩れる、機能が亢進する、あるいは機能が低下することで発症します。
自律神経の機能が異常になる原因として。
・生活習慣の乱れ
・ストレス
・女性ホルモンのバランス
①昼夜逆転の生活や睡眠不足、食べる時間が不規則、外食やコンビニ食といった乱れた食生活など。生活習慣の乱れから自律神経が乱れます。
②精神的なストレスによる不安や恐怖によって交感神経が亢進状態が続くと、自律神経が乱れます。
③女性ホルモンと自律神経は脳にある視床下部がコントロールをしています。女性ホルモンのバランスが乱れやすい更年期、妊娠の時期は特に女性ホルモンの影響を受け自律神経が乱れやすくなります。
自律神経失調症の朝に症状がでるわけ
本来朝になると、交感神経が優位になって自然と目が覚め、体は活動へと向かっていきます。しかし自律神経が乱れていると、休息モードから活動モードへの切り替えがうまくできません。そのため、「朝起きるのがつらい」など症状が起きます。また、睡眠時は副交感神経が優位にならないといけないはずなのに、自律神経が乱れていると副交感神経が優位になり切らず、「眠りが浅い」、「夢を良くみる」「夜中何度も起きてしまう」といった眠りの質が悪いことで疲れがとれません。
結果、「しっかり寝たはずなのに、疲れがとれない」、「気持ち悪い、めまいがする」、「午前中ぼーっとして集中できない」などの症状が朝に起きてしまいます。
朝の症状を改善するセルフでできる対策
①朝起きたら日を浴びましょう。まず起きたらカーテンを開けてお日様をあびる。自律神経は日内リズムがあることをお伝えしました。
日を浴びることにより体が活動するスイッチが入ります。
活動のスイッチが入ると交感神経が働いています。
②深呼吸をしましょう。鼻からゆっくり息を吸って、鼻から息を吐きます。
この時に体を伸ばして息を吸います。
4秒吸って、8秒で吐くようにしましょう。
これを一日のうちに何回も行いましょう。
③入浴をしてゆっくり体を温める。
この時、瞑想もできるとさらに効果的です。瞑想ができなくとも、何も考えずにぼーっとして入浴するだけでも効果があります。
脳を休めることが大切です。