織田信成のモラハラ騒動は、織田側が劣勢?裁判の行方はいかに
元オリンピック代表でもあるフィギュアスケートの織田信成。2017年から関西大学のスケート部の監督を務めていたが、2019年9月、監督を辞任。その理由は、スケート部のコーチによるモラハラだという。
織田は11月18日に記者会見を開き、関西大学スケート部コーチ濱田美栄からモラルハラスメントを受けたと涙ながらに主張。大阪地裁に1100万円の慰謝料などを求める提訴を起こしたのだ。
織田の主張によると、指導方法や方針などでコーチを対立したことで、2017年3月ごろからコーチから無視される、陰口を言われるなどのモラルハラスメントを受けるようになったとのこと。2019年7月には関西大学の学長とも面談を行なったが、特にモラハラへの対応を取るようなことはなかったと話した。
長期間にわたるさまざまなモラハラ行為により、織田信成は体調を崩すようになったと言う。熱が下がらず、救急車で病院に行き、1週間の緊急入院をしたことも告白。その後、2019年5月の練習以降はリンクに足を運ぶことすらできなくなったと言う。
関西大学が調査結果と見解を公表
織田の会見後しばらくは静観の立場を取っていた関西大学だが、2019年12月10日に学内で行なった関係者へのヒアリングや調査の結果を公表した。
織田が提案した練習時間の変更を元に戻したり、成績不良者を出さないための部則の変更を求めたりしたが却下されたといった主張に対して、「妥当ではない」という見解を示したのだ。
関係者へのヒアリングでは、織田の話を否定するもの、会見内容に意義を唱えるもの、濱田コーチの話を支持するものが多かったという。
大学によるモラハラがあったかどうかの調査は7月に行われていたが、織田の体調が思わしくないことを鑑みて、大学側は公表を控えていたのだという。大学側が調査したことによって、織田に不利な証言が多く出てきてしまったことになる。