糖質代謝に欠かせない「ビタミンB1」
ビタミンB1は糖質をエネルギーにかえるサポートをする栄養素です。日本人は米が主食で糖質を多くとることから、ビタミンB1の消費量が多くなります。不足するとさまざまな不調があらわれるので、普段から意識して補うべき栄養素です。
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ビタミンB1の働き
糖質の代謝を助ける
ビタミンB1は、炭水化物(糖質)をエネルギーに変える時になくてはならない栄養素です。
脳・神経を正常に保つ
糖質の代謝に必要なビタミンB1は、糖質を主なエネルギー源とする脳や神経の働きを正常に維持するために役立ちます。
ビタミンB1の推奨摂取量
ビタミンB1の推奨量は、以下の通りです。
男性(18~49歳)1.4mg/日
女性(18~49歳)1.1mg/日
不足が続いた場合
■疲労・倦怠感
糖質を効率的にエネルギーに変えることができないため、疲労感や倦怠感を招きます。
■イライラ、集中力の低下
糖質は脳の唯一のエネルギー源ですが、ビタミンB1が不足すると脳に充分なエネルギーを供給できなくなります。
その他にも、ひどくなると手足のしびれやむくみ・動悸といった症状があらわれます。また、ビタミンB1不足の代表的な病気である脚気や中枢神経に異常がおこるウェルニッケ脳症などを発症する恐れがあります。
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