菅野は負傷辞退、千賀は復帰戦大炎上・・・止まらない侍ジャパンの負の連鎖 思い出される「北京五輪の悪夢」とは

タグ: , , , 2021/7/8

 東京五輪に出場する侍ジャパンの負の連鎖が止まらない。6月16日に満を持して代表内定24選手を大々的に発表した。そこから広島・会沢翼捕手、巨人の中川皓大投手と菅野智之投手が負傷辞退。代替選手として阪神・梅野隆太郎捕手、ソフトバンク・千賀滉大投手、日本ハム・伊藤大海投手を追加招集したが、その千賀が1軍復帰戦で大炎上した。

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 7月6日のロッテ戦に先発し、3回途中で自己ワーストの10失点KO。自慢の直球は最速158キロを計測したものの、コントロールはバラバラ。ストライクとボールがはっきりし、甘い球はことごとく真ん中に集まり、9被安打と痛打された。3回には2者連続押し出し四球を与えるなど、最後まで定まらず。高い奪三振力がウリの剛腕が、0三振のままマウンドを後にし、東京五輪本番へ大きな不安を残した。

 4月6日に左足首の靱帯損傷という大ケガを負った。復帰まで2~3カ月という診断で、一時は五輪出場も危ぶまれていた。懸命のリハビリで順調にステップを踏み、ファームで3試合の実戦登板を重ねて臨んだ1軍復帰戦。序盤の足踏みから巻き返しを図りたいソフトバンクも、負傷者続出の中で期待する侍ジャパンでも、描いた青写真は描き直しを迫られることとなった。

 東京五輪の初戦は7月28日。残された調整の機会はわずかだ。不安を残したまま本番を迎えるにあたり、思い出されるのが2008年北京五輪の悪夢だ。

 北京に臨んだ星野仙一監督は、コンディション不良に陥った代表主力候補たちをそろって選出。結果的に大きく裏目に出た。当初心配された上原浩治、新井貴浩、稲葉篤紀、西岡剛らはかろうじて戦力となったが、中でも痛かったのは川崎宗則だった。





 川崎はシーズン中から左足の状態が思わしくなく、五輪合宿中に甲の痛みを訴え骨膜炎と診断された。初戦の8月13日キューバ戦は9番・遊撃でスタメン出場し、3打数3安打2得点と活躍したが、症状が悪化して代走・中島を送られ途中交代。翌日に骨膜炎の悪化と診断された。その後は20日の予選リーグ最終・米国戦の代走起用まで5試合連続で欠場。22日の準決勝・韓国戦で9番・遊撃でスタメン強行復帰するも、2打数無安打で途中で代打・宮本を送られた。23日の3位決定戦は欠場した。

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