期待に応える新エースが躍動!B1・三河、西田と角野がチームを牽引
11月6日、7日に行われたB1リーグ第6節、シーホース三河は横浜ビー・コルセアーズと対戦。
GAME1、6連勝と勢いにのる三河は、横浜を終始リード。ロースコアな展開となったが3Qに西田が爆発。3Pシュート4本を含む22得点で今季3度目となるキャリアハイを更新してチームを勝利に導いた。GAME2は、角野が立ち上がりからアグレッシブにプレーし前半だけで16得点をマークするなど、6点リードで折り返した。しかし、後半はオフェンスが停滞。最後までリズムを掴めず、悔しい敗戦。連勝は6でストップした。
三河は、長くチームを支えた金丸晃輔が退団。後継者として鈴木HCが期待を寄せる西田優大と角野亮伍がゲームの鍵を握り、光るプレーを見せた。ゲームごとに成長するふたりの今後に注目したい。
―試合結果―
2021年11月6日(土)
横浜 ● 63 –67 〇 三河
(三河通算成績8勝2敗)
1Q 横浜 8–18 三河
ディフェンスからテンポを上げ、二桁リードを奪う
スターティング5は、#5コリンズワース、#18角野、#19西田、#32シェーファー、#54ガードナー。
序盤はシュートタッチに苦しむが、堅いディフェンスで相手にリズムを渡さない。開始4分、#5コリンズワースのキックアウトから#19西田が3Pシュートで初得点。#7長野のドライブのリバウンドを#5コリンズワースがねじ込んで先行し、#19西田のパスに#32シェーファーが合わせるなど、リバウンドとハードなディフェンスからの速い展開で徐々に流れを手繰り寄せていく。
横浜は#7ベクトンを強調した攻めを見せるが、#32シェーファーを中心に辛抱強く対応。#5コリンズワースのスティールから#19西田が決めると、終了間際には#14ユトフの3Pシュートが美しい放物線を描いてリングに吸い込まれ、リードを二桁に乗せる。
2Q 横浜 22–32 三河(横浜 14–14 三河)
堅守を発揮し、前半22失点に封じる
スタートは、#3柏木、#5コリンズワース、#7長野、#14ユトフ、#32シェーファー。
強度の高いディフェンスを継続し、開始からの約4分間を無失点に封じる。#14ユトフの3Pシュート、#18角野の連続得点でリードを14点に広げる。
オフィシャルタイムアウト明け、横浜に走られて#7ベクトン、#1アウダなどの得点で5点差に詰められるも、#18角野のミドルシュート、#32シェーファーのファストブレイクで突き放し、#32シェーファーとのコンビプレーで#14ユトフがフローターを沈めて、二桁リードのまま前半を終える。
3Q 横浜 45–51 三河(横浜 23–19 三河)
二桁ビハインドも、攻めの姿勢で食らいつく
スタートは、#5コリンズワース、#18角野、#19西田、#32シェーファー、#54ガードナー。
横浜#9森川の連続得点で開始3分に36-33と3点差まで追い上げられるが、#19西田が立て続けに3Pシュートを射抜いて返上。#5コリンズワースのアタックで再び点差を二桁に広げる。さらにリバウンドを奪った#5コリンズワースがプッシュし、コーナーの#19西田がこのQ 3本目となる3Pシュートを沈めて主導権を奪う。
横浜も4連続3Pシュートで食らいつくが、#5コリンズワースのゴール下、#19西田のドライブで流れを渡さず、6点リードで最終Qを迎える。
4Q 横浜 63–67 三河(横浜 18–16 三河)
長野が最終Qで魅せる。横浜の反撃をかわして7連勝
スタートは、#5コリンズワース、#7長野、#14ユトフ、#18角野、#32シェーファー。
#14ユトフのフェイダウェイで先制すると、3節連続で『長野フェスティバル』を開催。#7長野がドライブで得点すると、#5コリンズワースのカットインをアシスト。さらに3Pシュートを沈めて、開始2分でリードを一気に15点に広げる。
このままでは終われないホームの横浜は#7ベクトンを中心に意地を見せるが、#14ユトフのドライブ、#7長野のフローターで踏みとどまる。その後も時計を進めながら落ち着いてゲームをコントロール。残り45秒に横浜#18森井の得点で3点差に迫られたが、#19西田、#14ユトフがフリースローで加点し、最終スコア67-63で勝利。7連勝を飾った。
シーホース三河 ヘッドコーチ 鈴木貴美一 試合後コメント
リードしている時間帯は結構あったのですが、横浜さんが粘り強いディフェンスをしてきて、我々としてはターンオーバーが多く、相手に得点を与えてしまったというところが今日の反省点です。
横浜さんも去年よりすごく強くなっていますので、我々も今日の悪かったところを反省して、しっかり明日に挑みたいと思います。