日本の誇る最強カルテットが今季最後のメジャー前哨戦に挑む「トラスト・ゴルフ・スコットランド女子オープン」畑岡、渋野ら日本勢の大会直前インタビュー
2017年に新設された「アバディーン・スタンダード・インベストメンツ・スコットランド女子オープン」の冠スポンサーが変更に伴い2021年より現名称に。会場はスコットランドの西海岸に位置するダンドナルド・リンクス。コース名は、紀元前に近くにあった要塞『ダンドナルド(ドナルド砦)』にちなむ。2003年に開場。設計はカイル・フィリップで、自然の特徴を利用したリンクス・コース。
来週開催のメジャー最終戦の前哨戦となる今大会。日本勢から出場する畑岡奈紗、笹生優花、古江彩佳、渋野日向子に事前インタビューを行った。
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畑岡奈紗
(C)Getty Images
Q.今週はまた雰囲気もがらりと変わってリンクススタイルですが、会場の雰囲気はどうですか?
「思っていたより地面はそこまで硬くないんですけど、日を追うごとに硬くなってくるかなと思います。あと、リンクスなんですけどグリーン周りがすごくアンジュレーションがあるので、そういうところ凄く難しいかなと思います」
Q.ポットバンカーがあったり、グリーン周りの傾斜やアプローチなど、いろいろなスキルを使わなきゃいけないと思いますが、練習ラウンドをされてどうですか?
「やっぱりバンカーがすごく砂が入っていて、出すだけでも顎が高いので大変です。それにリンクスの割にはグリーン周りのアンジュレーションがあるので、外していいところもありますし、そういった場所を気にしながらできたらいいなと思います」
Q.風向きによっては全然違うホールに思えるところもあるように見えますが、風についてはどうですか?
「12番、13番あたりが海にも近いので、より風の影響っていうのがあると思いますし、やっぱり木がないのでもろに風を受けると、とても難しくなるなと思っています」
Q.今週のご自身のスイングの感覚はどうですか?
「今日のプロアマは割と良いショットがたくさん出ていたと思うので、それをどんどんコースでも出していけたらと思います」
Q.来週はいよいよ最後のメジャーが控える中ですが、今週はどんな戦いがしたいですか?
「2週間リンクスでのゴルフということで、来週に向けていろいろ課題も見つかると思いますし、このリンクスの風などにも慣れて、来週を良い状態で迎えられたらなと思います」
渋野日向子
(C)Getty Images
Q.ガラッとリンクススタイルで今週から変わっていくと思いますが、大会の印象等はどうですか?
「一昨年に初めて出場させていただいて、その時は本当に手に負えない状態で思い出というか記憶にないくらいでしたが、リンクスということでまた先週から切り替えて頑張りたいです」
Q.風向きのコンディションによってガラッと変わる印象なんですが、練習ラウンドされてどうですか?
「昨日は比較的風が吹いている状態で練習ができたかなと思うので、いろいろ練習をしながら回って見ましたけど、やっぱり風の計算をしっかりしないといけないなと思いました」
Q.グリーン周りのアプローチとかもリンクススタイルでは少し変わってくる印象なんですが、その辺はどうですか?
「そうですね。やっぱりイギリス独特の砲台グリーンなので、なるべく外さないようにはしたいですけど、外した後どうするかというのをしっかりと昨日は練習しました」
Q.ポットバンカーがあったりグリーン上でのスロープがあったりと、いろいろ考えながらになるとは思いますが、今週はどのあたりがキーポイントになると思いますか?
「まずはバンカーに入れないことが大切かなと思います。グリーン上もかなりアンジュレーションが多いので、同じ段に乗せることを心がけたいと思うんですが、しっかりとパーオンできるようにしたいです」
Q.先週から今週にかけて調節した部分や、準備してきた部分はありますか?
「最近少し振れていないかなと思ったので、先週会場でしっかりと振る練習をしました。それを今週出しきれたらいいなと思いますし、あとはアプローチが今週は大事になると思ったので、そこら辺を練習しました」
Q.来週はいよいよ最後のメジャー『全英AIG女子オープン』が控えていますが、今週はどんな戦いをしたいですか?
「まずは4日間戦うことを目指してしっかり頑張りたいです」