サウナ好きの医師が教える、サウナがもたらす「意外な効果、効能」
近年男女問わずブームになりつつある「サウナ」。
「サウナー」と言う言葉も耳にする機会が増えたように感じます。
そんなサウナですが、医学的にはどのような効果があるのでしょうか。
今回は、自身もサウナ好きと言う、福岡県みやま市工藤内科の院長・工藤孝文先生のYouTubeチャンネル「工藤孝文のかかりつけ医チャンネル」より、サウナの効能そして注意点についてご紹介します。
工藤先生によると、サウナの効果の一つに、メンタル面への作用があるといいます。
「僕自身でいうと、この歳になって考え事やストレスが増えてくると、メンタル面でもサウナが有効だったと感じています。物凄い暑い中で我慢をすることで、悩むことができない状況になりますし、新陳代謝もよくなるのでむくみも取れます。
サウナに入ることによって、メンタル面も整いますし、体の調子もよくなります。血流が良くなると、様々な臓器に酸素が行き渡ります」
心身共に良い影響があるというこのサウナ。さらにここ最近、工藤先生は、このサウナにおいて、こんな入り方に注目しているという。
「サウナと水風呂を繰り返して入ることですね。これは、水風呂に入った時に、脳からドーパミンが出るんですね。そうすると、長寿遺伝子が活性化されるというデータもあります。
それから、『褐色脂肪細胞』というものが人間にはあります。燃焼系の脂肪なんですが、これって、大人になると、ほとんど活性化しなくなるんです。
水風呂に入ることで、ミトコンドリアも増えますから、何かを食べても脂肪を燃焼しやすくしてくれます。なので、ダイエットにも効果的なんです」